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【医学部受験】地方から医学部を目指す

医学部は難関ですが、娘が実際に医学部受験をしてみて、地方から目指すのはさらにハードルが高いと思いました。

一概に「地方」と言っても色々ですが、基本的に都会と比べて置かれている環境が違うので、地方から「医学部に入りたい」と思った時に、まず知っておいた方がいいと思ったことを記しておきたいと思います。

1.難易度を知る

医学部はどこであっても結構な難関です。
まずは、難易度を知り「自分はどの位頑張らないといけないか」が見えてくるとやる気も出るかと思います。既にご存知の方も多いかと思いますが単純に偏差値だけでみると

  ★旧帝大・首都圏医学部
  →東大理Ⅰ理Ⅱレベル
  ★地方国公立医学部
  →京大レベル
  ★私立医学部(一部の)
  →早慶レベル

等とよく聞きますが(あくまでも難易度の目安だと思います。実際にその通りかは不明)、そう考えると何となく難しさが想像できると思います。

2.ライバルを知る

国公立医学部合格者の出身高校は、都会の有名進学校と各地域のトップ校がほとんどです。実際、娘の同級生も有名校のうちの数校の出身者が多数を占めていて、少数派はほぼ各県のトップ校出身でした。地方から合格するには、まず「地元のトップ層」を目指すのが近道だと思います。

まず知っておきたいのは、都会出身のライバル達は、受験生になるまでに過ごしてきた「環境」が違うということ。田舎とは比べ物にならない高いレベルの厳しい中学受験を乗り越えて難関中高一貫校に合格し、超絶優秀な仲間達の中で切磋琢磨し、これまた選ばれし者しか入れないような塾で質の高い教育を受け、力をつけています。
田舎には存在しない医学部専門予備校には、医学部情報も豊富で、志望大学に焦点を絞って効率良く勉強している人もたくさんいます。
「成績いいから医学部目指そうかな」と高3で決めた人とは、勉強に費やしてきた時間と蓄積された学力、持っている情報、医学部受験に対する意識が違います。

元々優秀な上に、周りには手助けしてくれる環境が備わっている人達が相手です。そんな本気度の高い人達と同じ土俵に立って勝負するのだ、という意識を持つだけで受験勉強に向かう気持ちが違って来ると思います。

…危機感を煽るようなことばかり書いてしまいましたが、受験生になるまでそれほど勉強してきていない場合、そこからの伸び率はすごいと思うので、覚悟を決めた方はとにかく、合格を意地でも掴み取る!くらいの強い気持ちを持って頑張っていけばよいのかなと思います。

3.医学部受験を知る

医学部はどこも難関なので、まずは「医学部に入る」という目線で受験を考えると、受験方式や問題の傾向を調べ、より自分に合った大学を選ぶことで合格の確率が上がる部分があります。
現在はインターネットやSNSも発達し、都会に住んでいなくても、色々な媒体を経て情報収集が可能です。情報を収集し、志望校の設定や出願の際には、単純に偏差値で大学を選ぶのではなく、そういったことを頭において大学を選ぶことも大事かなと思います。

4.まとめ

とにかく、地方から医学部に合格するのは想像しているよりも大分難しいと思います。
地方にお住まいの方は、地域のトップ層の高校からどのくらいの人数が医学部に進学しているかを調べて計算すると、何となく感覚が掴めるのではないかと。

「井の中の蛙」になることないよう、早い段階から視野を広げて自分の立ち位置を把握し、絶対に合格するんだ!という強い意志を持って頑張っていけば、きっと上手く行くと思います。
どんな環境に身を置いていようと、合格できるかどうかは本人次第。
地方から医学部を目指す全ての方を応援しています。

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