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給料低下時代の医師の生存戦略

あなたは医師の給料は今後どうなると思いますか?

私は医師の給料は100%下がっていくと考えられます。

理由としては、医学部定員が過剰なまま維持されているため、今後医師余りとなっていくからです。

また、国が少子高齢化により財源がなくなっていく中で、医療費を抑制するために診療報酬を減らしていっていることも影響すると考えられます。

さらに、世の中はインフレによりガソリンや食品などあらゆる物が値上げされているのに、医療従事者の給料が上がることはありません。

つまり、給料が現状維持であることはインフレ下では給料が下がっているのと同じなのです。

今回は、医師の給料低下の原因や個人としてどのような生存戦略を取ることができるかについて考えていきたいと思います。

医師の給料はなぜ低下していくか?

医師の給料が下がっていく理由について考えていきたいと思います。

1つ目の理由は、早ければ2029年から医師余りになると推計されているからです。

第35回 医師需給分科会

医師需給分科会によると、早ければ2029年、遅くとも2032年には医師の需要と供給が一致し、医師余りになると考えられています。

これまで医師不足であったため、高額な給料を支払わないと医師を雇うことができず、給料は高くなっていました。

しかし、医師が余りとなり、安い時給でも働く医師が増えてくると、バイトの時給相場は崩壊するでしょう。

最近では脱毛バイトが時給6500円で募集されているところがあると話題になりました。

あくまでも募集なので、誰も応募していないかもしれませんが、時給の相場は少しずつ下がってきています。

医学部入学定員と地域枠の年次推移

医師余りとなる推計があるにもかかわらず、医学部定員は過去最大規模まで増員されたままです。

医学部は6年制なので、今定員を減らしても医師数に反映されるのは6年後です。

国は医師過剰になるように誘導していると考えられるでしょう。

医師を過剰にして、働き方改革を行うことで一人当たりの労働時間は減るかもしれませんが、一人当たりの収入は減っていくと思います。

また、診療報酬改定による診療報酬カットのニュースも増えてきています。

診療報酬がカットされれば、医師の給料が低下につながっていくのはいうまでもないことでしょう。

では、我々は個人の医師としてどのような生存戦略を取ればいいのでしょうか?

給料低下時代の医師の生存戦略

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