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必ず【思いは実現する】あなたの夢をあきらめないで

私は、社会人になってからずっと「35歳になる時には、多くの女性の役に立てる人になっていたい。講演をしたり、本を出したり、テレビに出たり。

いろいろな形で情報を発信して、多くの女性の力になりたい」と真剣に思っていました。

ただ漠然とそう思っていただけで、何も根拠はありませんでした。「35歳」と思っていたのも、20代ではちょっと若いし、40代ではありがち。ちょうど良い年齢が35歳かな? と、勝手に思っていただけの話です。

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この35歳を目標にしたのは、20代前半です。その時から10年以上、この思いを持ち続けていました。どんな形で女性の役に立てる人になれるのか?

どんな内容で講演をしたり、マスコミに出たりする人になれるのか?具体的なことは全くわかっていませんでした。

徐々に道が開けてきた理由は?

でも、いつも目の前にある仕事に全力をあげて取り組んでいるうちに、徐々にその道が開けてきたのです。そのポイントは、「常に目の前にある仕事に、全力投球をしたこと」だと思います。

私は大学時代に、念願のアナウンサー業に就いたのに途中でやめました。父が脳こうそくで突然倒れ、実家へ帰らざるを得なくなったからです。

私の父は学習塾を経営していて、ピーク時は小中学生合わせて三千人以上の生徒がいました。そのワンマン経営者である父が病床についた以上、長女である私が帰らないわけにはいかなかったのです。

腹を決めて、私は名古屋へ帰りました。アナウンサーになる夢は実現したから、それでよしとして、家業の学習塾の仕事に全力を注いだのです。

その結果、関西にある学習塾フランチャイズ本部の社長からスカウトされて、営業の仕事に就きました。その塾も小中学生を対象にしていたため、家業にも大いに役立ちました。

全国に塾を増やす仕事を通して、スクール経営のノウハウを学び、たくさんの人と会う中で、人との上手なかかわり方を身につけました。その頃から仕事が好きで、休みは三カ月に一日あるかないかという生活でした。

早朝から深夜まで働くのが当たり前。多くの人たちから大切なことを教わり、良い仲間にも恵まれて、仕事をどんどん覚えられました。

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遠回りに見えても、道はつながっている

その後、東京へ戻り、イベントプロデュース会社へ入社。並行して、結婚式や講演会の司会の仕事もしていました。

休みはお盆と正月だけ。とにかくすべての仕事に、ベストを尽くしていました。遠回りだったように見えますが、結局、今までやってきたすべての経験が、今の仕事につながっているのです。どれが欠けても、私の会社はできなかったと思います。

そして、ずっと目標にしてきた35歳になった頃、これまで思い描いていたことが現実になっていたのです。

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未来の自分が今の自分をひきあげる

私の会社で開催している講座や研修を通して、多くの女性たちを磨き上げ、夢の実現をお手伝いする仕事ができている。

企業や大学からの依頼で、方々で講演や研修をさせていただいている。今、こうして本を書かせていただけて、テレビや雑誌にも出させていただき、女性へのメッセージを発信できています。

もし今、あなたが不本意な道を歩んでいるとしても、きっと大丈夫。「こうなりたい!」という強い思いがあれば、必ず道は開けます。私のように、未来の自分が今の自分を引き上げてくれます。

だからこそ強く、そして明確に「未来の自分の姿」を思い描いて、毎日を真剣に生きてほしいのです。お互いに頑張りましょうね。


⏬プロフィール 井垣利英(いがきとしえ)☆マナー嫌いだった私が、マナー講師になるまで

⏬人材教育家、マナー講師。井垣利英(いがきとしえ)【私の仕事】プロとして大切なこと

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