目指すはチームかコミュニティか vol.755
チームビルディングについて学んでいます。
何か人の集まりができる時、その団体にはいったいどのような目的があるのか。
それ次第で、その団体のあり方が大きく変化していきます。
その中で、チームとコミュニティという2つの言葉があります。
果たしてあなたのいる団体はチームでしょうかコミュニティーでしょうか。
そして、この2つの違いは何なのでしょうか。
今日はこれについて考えていきます。
チームとコミュニティーの違いは?
Weblioの国語辞典によると、
チームとは、ある目的のために協力して行動するグループ。組。スポーツや共同作業についていわれる。
コミュニティとは、共通の目的や興味、地域などによって結びついた人々の集まりを指す言葉である。この集まりは、情報の共有、相互支援、意見交換などを通じて、その目的や興味を深め、また地域の絆を強化する役割を果たしている。コミュニティは、その形態により地域コミュニティ、オンラインコミュニティ、趣味コミュニティなどと分類される。 地域コミュニティは、特定の地域に住む人々が形成する集まりで、地域の問題解決や地域活性化に寄与する。オンラインコミュニティは、インターネットを通じて形成され、地理的な制約を超えて広範な人々が参加する。趣味コミュニティは、特定の趣味や興味を共有する人々が形成し、情報交換や意見交換を行う。これらのコミュニティは、参加者の社会的なつながりを深め、個々の成長や学びを支える場となっている。
と記載があります。
コミュニティー、細かいですね笑。
チームという言葉はずっと根付いていますが、コミュニティーについてはここ最近、耳にする数が多くなったがために、その定義がどんどんと付け加えられているのかもしれません。
チームの方が全般的に強制力が働いているようにも感じます。
チームには目的があり、マストでの作業があり、能力やスキルが求められます。
そして、どこかシステムちっくに動かなければ機能しなくなるのでしょう。
一方コミュニティーは、一つ以上の共通項のある集団といったイメージが強いでしょうか。
そこにはどちらかいうと居心地の良さを求めて、集まることが多く、信念形態の一致が求められるでしょう。
あなたの所属している集団はチームですか?コミュニティですか?
必ず訪れる形成期
どんなグループにもそのグループが立ち上がって形成して行く過程である形成期が訪れます。
この形成期では、元々は互いに異なる方向を向いていた人たち、もしくは同じ方向を向いていたけど、互いに認識していなかった人たちの意識が揃い始めます。
互いにコミュニケーションを取って行く必要がある場面です。
だいたいこの時期の心境変化はパターン化されています。
まず互いの存在、価値観を受容するところから始まります。
この時、多くの場合自分の感情や価値観は二の次になることが多く、傾聴が主となります。
この会話を続けることで、互いに徐々に共感をしていくのですが、ある瞬間から目的を見定めようと、自己中心的主義な意見が出始めます。
そうして、だんだんとチームとしてもコミュニティとしても目的が浸透し始めるタイミングで、自分はこのグループでどんな役割があるのかと存在意義を見つけて行くのです。
チームもコミュニティも,入り口の形成期は変わりません。
ここをいかに見定めビルディングしていけるかなのでしょう。