『フリーランス、40歳の壁』 生き方を選ぶことこそがフリーランス vol.837
別にフリーランスになるわけではないけれどという感じですが、今回はこの『フリーランス、40歳の壁』で読書会です。
自分がフリーランスになるというのは、ほとんど考えたことがありませんしまず選択肢として選ばないだろうなとも思っています。
私自身の性格として何か保険や確約のないものにはあまりチャレンジできないですし、怖いと感じてしまうというのがあります。
ただ、この本を実施に読んでみるとそんなイメージもちょっと変わりつつありました。
今日はこの本を読んでの感想を書いていきます。
フリーランスはなるべくしてなる
この本の著者も書いてある通り、フリーランスというのはなるべくしてなるものとあります。
本当にそうでしょうか?
私はフリーランスというのは非常に厳しい職業だと思っています。
自ら仕事を掴んでこないといけないですし、仕事がない時にはお金もないので正規雇用の者とは危機感も大きな差があるように感じます。
そんなリスクの高いものに、自然となっていくなんてことありえないだろうなと思っていました。
ただ、自分の適性を考えた時にそれがあっているからこそのフリーランスという選択もあるのかと気付けたのです。
そして逆にいうと、自分の適性の場所がなく何年間も彷徨わないとやりたい仕事に就けないという苦しい社会であることも痛感しました。
そう考えると学生時代にいかに有益な体験をさせてあげられるかどうかというのも大きな別れ道になるんだろうなと思いました。
フリーランスは生き方そのもの
そして、フリーランスとはこの本を読むと単なる職業ではないようにも感じます。
職業としてのフリーランスではなく、生き方や信念、働き方としてのフリーランスという捉え方なのでしょう。
例えば学校の先生。
これは、授業や事務作業といった点では何かの組織に属していたり学年団などの部署で働く必要があります。
しかし担任業務となると、横の合わせはいくらか必要かもしれませんが結構担任色を出してもいい瞬間が出てくるのです。
ここはフリーランスという職業の生き方と似ている部分があるのではないでしょうか。
また、生き方もそうです。
フリーランスというのは自分で仕事をとってきて、自分で色々と調整します。
たとえ組織に入っていてもそんなふうに生きるというのはやろうと思えばできるものです。
フリーランスというのは、その言葉の持っている意味に引っ張られがちですが、実は職業だけでなくさまざまな意味合いを持っている言葉なのでしょう。
壁をどう乗り越えるのか
本書ではフリーランスとして働いていると、40歳で生きるための壁が現れるとあります。
これはフリーランスではそうなのかもしれません。
人間関係や技術力などいろいろな点で見てみると、その傾向が強いのでしょう。
しかし、壁はどの職業にも、そしてどの年代にも私はあると思うのです。
ただ、その壁が高いのか低いのか、多いのか少ないのかというだけで。
そして、その壁を乗り越えられるかどうかは日頃からその壁を意識したり乗り越えようとしているのか、逃げようとしているのか、目を背けようとしているのかによって変わるのでしょう。
改めて自分の置かれている状況と仕事との関係について考えさせられました。
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