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MovieReview

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映画を見ての感じたことや想ったことなどをまとめています。
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#覚悟

『余命10年』生への執着と死への覚悟 vol.683

もし、自分の余命があと10年と言われたらどうしますか。 治るかもしれないと微かな希望を見せられたらどうしますか? そんな起きることはないだろうと思っているけど、十分にあり得なくはない自分の命、そして必ずしも迎え入れなければならない死というものについて考える映画でした。 『余命10年』をみての感想を書いていきます。 辛いのは生きている方か死ぬ方か作中で最も印象に残った言葉はこれでした。 家族が茉莉の病気をなんとか治せないかと悩んでいる中、茉莉はどうしようもない自分の体

『メッセージ』知らないは怖い、それを解決するのは vol.531

好きな系統のSF映画『メッセージ』。 なんかの予告動画かなんかで見て、面白そうと思ってはいましたが、いつものパターン。 見るにまでは至りませんでした。 たまたま都心に出かける用事があって、その間の暇つぶし用に映画を探していたら、目に止まったのでダウンロードしました。 まぁ実際には、その日までの間に見終わってしまったのですが💦。 この映画を見ての感想を書いていきます。 言語もやはり具体と抽象ある日突然現れたUFOと宇宙人。 しかし、人類はその相手に対して何かを伝え

『桜のような僕の恋人』時間は自分だけのものでなく vol.528

おすすめされた映画です。 人が変わるためには他者が必要、そんなことを思い出させてくれるような映画だそうです。 『桜のような僕の恋人』。 またまた恋愛映画笑。 これは少し見るのに覚悟入りそうなもの。 なんだかこれはこれで記事にしようと思うのですが、最近の恋愛もののドラマや映画は、純粋なるハッピーエンドは少ない気がします。 この映画を見ての感想を書いていきます。 時間は交差する、そして関わり合う人よりも何十倍も早く歳をとっていってしまうという病気、「早老症」。 ウ

『ロードオブザリング王の帰還』行き着いた未来は幸せだったのか vol.523

三部作品の最後の映画、『ロードオブザリング王の帰還』。 これまでの感想はこちらをご覧ください。 壮絶な冒険を無事に終えての最後となります。 逆境の中においても映画の中において、幾度と重なる試練と逆境。 何度負け戦に立ち向かうんだというヒヤヒヤ感と、それでもなんとかしてくれるんじゃないかという期待。 自分がもしその場にいたときに、同じように振る舞えるのかどうか。 そんな自問自答をしていました。 自分の死を持ってしてでも、世界を救おうとする覚悟。 この映画の主人公

『スタンド・バイ・ミー』懐かしき日の友はいつもそばに vol.252

名作『スタンド・バイ・ミー』を見ました。 冒険心とあの幼いころのワクワク感と不安感が共存した不思議な感覚を思いだせる、そんな作品でした。 スタンド・バイ・ミーと聞くと、有名なこの曲を思いだすのではないでしょうか? なんでも、曲を聞いて感動した監督が映画のタイトルも半ば強引にスタンド・バイ・ミーにしたそうです。 私自身、この曲がこの映画の曲だとは知らなかったので、改めて歌詞を見て映画の内容を思いだすと、非常にいろんな情景が浮かんでくるなと思いました。 覚悟と成長この映