案外過酷な海外生活3話
いけるっしょー!とぶっ飛んで来たら案外過酷だった海外生活。
前回の話からお読みいただけると嬉しいです☆
https://note.com/igaayu_germany/n/n6f96c22b7484
精神科医の先生に言われた言葉
荒れ狂う娘は周りにも害を及ぼして近所の友達に怒鳴ったり喧嘩したりが多くなってしまった。強気なドイツ人ママから「あなたの娘どうなってんの!いつもこうなの?!」と責め立てられ、でも私はこの娘をコントロールすることもできず自己嫌悪とキャパ越えで私も精神崩壊。
ある日、長女を幼稚園に届けた後、つかまり立ちをするようになったくらいの次女を連れて近所のこども精神科医の先生のところに駆け込んだ私。
先生はドイツ人だけど大の日本ファンで、なぜか私も持ってない急須で美味しい緑茶を出してくれた…。涙が出た…
そして娘がおかしくなった!という話を号泣しながら話し、一通り聞いてくれてからゆっくりと私に話してくれた。
「あのね、娘さんはおかしくなったわけではなくて、全てをあなたから感じ取ってるの。あなた、だいぶストレス溜まってるんじゃない?自分の時間取れてる?」
目が点になった…
娘が頭おかしくなったと思い込んでた私。原因は自分だったの!?
え!?ええええええ!!!!?????
と驚いた。
そこから先生は私が毎日どんな生活をしているのか、時間割表みたいなメモを作りながらヒアリングしてくれた。
それを見て私もやっとそこで自覚した。
私…なんっも自分の時間取れてなかった…
深夜
まだ絶賛授乳期の次女は夜通し寝ないから何度も起こされるわりに早起きで絶望しながら朝が始まる
朝
次女を幼稚園に連れて行く準備に恐ろしく時間がかかり、幼稚園に次女が行ったら秒で何かしら大変なことが起きる次女と二人×エンドレス家事。そうこうしてるうちにすぐ迎え。(12時)
昼
帰宅後は二人の昼食に和食をせっせと用意し、もれなくカオス現場。
床を拭いてると出てくる涙。
次女を昼寝させてる間にやることは大量の洗濯との戦い
午後
天気が良いと近所の子供らが道に出て来て娘も呼び寄せられ、話したくもないのに近所のママと苦痛な会話。命からがら帰宅して夕飯の用意。
なかなか旦那が帰ってこないことと自分の体力の限界が近づきイライラガミガミ。その状態に帰ってくる旦那にはもちろん八つ当たり。悪くなる夫婦関係。
夜
子供をイライラ寝かせたら他のIKEAのモデルルームかよレベルのドイツ人家庭のようにならなきゃとテレビを見てる旦那にワナワナしながら夜の12時まで家を片付け夜も洗濯して。疲労困憊で寝たら次女の夜泣きで起こされる。
本気でこの繰り返しだった。
こんなにやってるのに成果が出ないし、誰からも褒められないことに憤りを感じていた。
んまああああああああああああああないよね自分の時間。
これを書き出して自分でもよく理解した私。
そこで先生に言われたのは
「10分でいいから、なんにもしない時間を取って!そして部屋の角一角でいいから、カオスに背を向けて自分の好きな色とか絵とかインテリアを飾って、そこだけ見つめて!」
わかった!やってみる!
もう藁をもすがる思いだったので先生の言うとおりに自分の好きな一角を作ろうと思った。
その時に思いついたんです。
当時唯一の楽しみは、授乳中に見てるインスタのハンドレタリング動画。
筆や筆ペンでサササッと書かれるアルファベットを見ているのがなぜか快感だった。
じゃあ、そこに飾る絵を自分でハンドレタリングして描いてみよう!
あなたの趣味はなに?
これはその時先生に聞かれたことなんだけど、その時、答えられなかった。
んなことする暇も金も気力もねぇ!と思ってたからたぶん無意識に趣味なんか私が持っちゃいけないもんだと思い込んでいた。
聞かれてやっと考えはじめた。
私何が好きだったんだっけ…何色が好きだったんだっけ…
そっか…ぜーーーーーんぶ忘れ去ってたんだ私…
思い出したい。私は何が好きなのか。誰なのか。
そこから私の狂気の自分探しが始まるのであった…
続く…
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いがあゆ 自己分析で海外生活を生き抜く人
海外在住ママを笑顔にするのが使命
自分の可能性にワックワクできる自己分析サポートしてます☆
ドイツ在住11年 38歳二児のママ
元こじらせHSP
「傷つかない海外生活本」を作るぞ!
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