遂に対戦の日がやってきた！

おはようございます！
私は心待ちにしていた将棋の対局があります。将棋にご関心ない方もいらっしゃると思いますが、ちょっとだけお付き合いできると嬉しいです。

その対局とは

第92期ヒューリック杯棋聖戦二次予選　
森下卓九段と西山朋佳女流三段

の対局です。ちなみに現在の棋聖のタイトル保持者は今を時めく
藤井聡太二冠です。

西山女流三段は以前から私、何回か投稿をしているのですが、プロ棋士になる登竜門である奨励会の三段リーグに所属しもっとも女性初のプロ棋士（つまり四段）になる可能性の高い棋士です。
女流棋士としてもマイナビ女子オープン、リコー杯女流王座戦、霧島酒造杯女流王将戦の三冠を保持して里見香奈女流四冠と双璧のトップ棋士です。

その西山朋佳女流三冠は女性棋士として初のプロ棋士の公式戦棋聖戦の一次予選を突破した女流棋士なのです。

迎え撃つ森下卓九段はかなり実力者です。（以下、日本将棋連盟　棋士データベースより）
現在は順位戦はC級1組ですがA級10期の在籍経験があります。竜王戦も1組17期いました。タイトル戦登場回数も6回。トーナメントの優勝8回。1990年には勝率第一位賞、最多勝利賞、最多対局賞、殊勲賞の四つを同時受賞しています。

森下システムという、森下九段の名前が冠となっている、飛車を最初の位置から双方共に動かさないで戦う矢倉囲いの中の一つの戦法です。

ある一時期には矢倉囲い＝森下システムと言われました。

ざっくり言うと、相矢倉（双方ともに矢倉囲いをする）にした時に、
森下システム以前は

　　「先手が形を決めて後手が追随する」

というのが主流だったのですが、
森下システムの出現によって

　　「後手が形を決めて先手が追随する」

という戦法だったのです。ということで一世風靡した名棋士なのです。
森下卓九段の今年の勝率は11勝10敗（0.5238)です。連勝ランキングは7連勝で16位に位置しています。

もし西山女流三冠がこの森下九段という高い壁を越えたら、大きな自信になるでしょうし、今５勝３敗で１２位タイにつけている第68回奨励会三段リーグ戦にも相当弾みがつくと思います。
※上位2位のみプロ棋士、西山女流三冠は1回次点があるので次の次点でも
　プロ棋士

森下九段も新たな歴史を作った対戦相手にはなりたくないと
思っているでしょうから相当な気合を入れて臨まれるではないかとと思います。

対戦形は振り飛車党の西山女流三冠と本格派居飛車の森下九段ですから、
先手後手がどちらになろうと

振り飛車（飛車が序盤動く）対居飛車（飛車が序盤動かない）の対抗形

になると思います。

私は新たな歴史が作られるのは好きなので、西山女流三冠が勝つことを期待しております。
開始10時、持ち時間は3時間、食事休憩1時間とすると夕方5時頃には決着が
ついていると思います。

果たして、西山女流三冠が勝利して将棋界の新たな性差を超える第一歩を踏み出せるのでしょうか？

結果はいかに？

今朝も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
今日も皆様にとって良い一日でありますように！

未来志プロデューサー　きむきむ
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