見出し画像

スマートフォンを目覚ましに使うことをおススメしない理由

こんばんは。
街から街でマルシェに出店し、通り過ぎる人々、運営者や出店者等と様々な人と話をする機会があります。話の流れで「不眠」「眠りが良くない」と言った話を聞く機会があります。そこで、それらの人々に聞いてみます。

「夜寝る前にスマートフォンを使いますか」
「目覚まし時計は何を使いますか?」

すると意外とスマートフォンを夜遅くまで見ていたり、目覚まし時計をスマートフォンで代用されている方が意外と多いことに気づかされます。

そこで今回のタイトルの通り

スマートフォンをおススメしない理由

について投稿したいと思います。

この段落の下段にリンクを貼りましたが、スマートフォンの周波数帯は電子レンジやWi-Fiで使用されている周波数帯と同じです。

電子レンジの原理で書きましたが、誘電加熱と呼ばれる方式が使用されていて、食品に含まれる水分子をマイクロ波(2.4GHz)で振動させることで加熱します。

ご存知の通り、人間の体の水分量は新生児で75%くらい、成人女性が50%、成人男性が60%、老人は50%ぐらいだといわれています。
当然、出力によって電子レンジとスマートフォンは全然違うものの、人体の水分(つまり水分子)に対してスマートフォンの電波の送受信は影響があるものと推定されます。
 ちなみに恐らく科学的研究で使用されているだろうネズミ(マウス)は水分比率65%だそうです。

ただ、スマートフォンには体内へ吸収される無線吸収エネルギーの安全規格があり、それに準拠しています。だから恐らく安全と言えるでしょう。

参考までに平成30年に総務省が発行した「各国の人体防護に関する基準・規制の動向調査 報告書」によると

2~300 GHz帯

での電界強度の電磁界公衆ばく露ガイドラインの参考レベル制限値では


61(V/m)

が制限値のようです。
V/mとは金属平板を平行して1m離し、この間に1Vの電圧をかけたときに金属平板の間に生じる電界の大きさだそうです。

分かったような?分からないような?

ちなみにSARの測定は人間のようなマネキンの中に人間の体液と近い水分を入れて、その近くに無線機器を置き測定することによって、無線吸収エネルギーを測定するそうです。
今後より高い周波数が使われる可能性が使われる可能性がありますが、現在は10G Hz以上の周波数帯での規格はなく、国際規格(IEC TC106 AHG10)にて協議されています。

https://www.soumu.go.jp/main_content/000502408.pdf

また総務省の「各国の人体防護に関する基準・規制の動向調査 報告書」については下記リンクからも見ることができます。但し、この報告書は305ページと相当ボリュームがあります。

https://www.tele.soumu.go.jp/resource/j/ele/seitai/sonota/h29_report.pdf

とは言え、見方を変えれば安全規格の範囲内では極超短波(UHF)を浴びていると言えます。

それは便利であることとのトレードオフとも言えますが、駅、ホテル、コンビニ等のFree Wi-Fiや実は集合住宅であれば、自宅の上下左右の家から極超短波(UHF)を浴び続けているとも言えます。
極超短波の電波の受信についてはレーダー方式の非破壊検査装置の投稿でもご紹介しました。

もしかしたらシミュレーションとしては結果が出ているかもしれませんが10年、20年と極超短波(UHF)を浴び続けて安全であると実績はありません。自らの人体で本当に安全であるか実験、検証するよりも

「君主危うきに近寄らず」

と言う行動を取った方が安全であると言えます。

どうしても使用したいと言うことであれば、就寝時は機内モードにして目覚まし時計(アラーム)を使用をおススメします。

寝る前のスマートフォン使用もなるべく避ける

寝る前にスマートフォンの使用を避けることについては今月の投稿の通り、目でブルーライトを見ることによっててメラトニンの分泌が高まりによって眠気を感じ、睡眠に導かれていきます。しかしブルーライトを見ることによってメラトニンの分泌が抑制され、睡眠の質に悪影響を与えます

ついつい自分の寝る近くにスマートフォンがあると、寝る前でも手を伸ばしたくなってしまうと思います。敢えて物理的に遠ざけることによって、寝る前のスマートフォンを使用する機会を減らすというのは如何でしょうか?

そんなの科学的な根拠が十分ではないか?という批判もあるでしょう。
まずは1週間でも10日でも実験してみて、ご自分で合うと思えば継続されてみては如何でしょうか?

もし効果がないということであれば、あまりおススメはしませんが元に戻すのも”アリ”かもしれません。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
本日のサムネイルはAdobeStockの「目覚まし時計」から検索し使用しました。

いつもありがとうございます!

それでは、また次回の記事で会いましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?