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「やってもいいかも」に夢がある

「それ、アーティストの発言ですやん!!」と言われたハナシ。

少し前に、学校行事でバンドのボーカルに挑戦したときのことです。

ベテランの先生に誘われるがまま「いいですよ〜」って軽く返事をしてしまったのですが、よく考えたらバンドで歌うなんて初めてな上に、歌詞は英語でした。

ボーカルって、ずっと突っ立っていていいんだっけ?ちょっと手持ち無沙汰になるのでは???普段のアコースティックな声の出し方とは、また違うやり方をしないといけないのでは??

初心者すぎてわからなかったので、髪を切ってもらっているときに、美容師さんに相談してみました。

「あの・・・音楽好きですか?バンドとかやったことありませんか?」

事情を話すと、「いつも、穏やかそうな見た目からは想像をつかないことばかりされていますよね〜」と笑われてしまいました。

というのも、夏頃に演劇で悪魔役をやることになったときも、「悪魔のツノってどうやったら頭に固定できますか?」と変な相談をしたことがあったんですよね。あのときはノリノリで応えてくださって、ありがとうございました。

「僕だったら、人前で歌うとか絶対無理ですけどね〜」

確かに、断るという選択肢もあったはずなのに。

「やってもいいかも」「嫌じゃない」と思える時点で、実はちょっとできる(or やりたかった)ことなのかもしれませんね。うん、きっとそうだ!

その視点で自分の仕事歴を振り返ってみると、そういえば、好きを仕事に✨っていうよりは、「苦じゃなくできること」で一番人に喜んでもらえることが、たまたまシュタイナー教育だったな〜、という感じです。

無理して頑張らなくても自然と探究してしまうような、日常の中にすっかり溶け込んでしまっているもの。だからこそ、いつのまにか詳しくなったり、できることが増えていったりするのでしょう。

「恥ずかしそうにやるのは余計恥ずかしいし、見てくれる人に悪いから、ちゃんとやりたい」

と美容師さんに話すと、

「それ、もうアーティスト側の発言ですやん!!」

と盛大に突っ込まれました(笑)

そんな反応が返ってくるとは思わなかった・・・。

ということは、

見てくれる人のために、全力で表現することに自分の伸び代があるってこと!

この感覚を大切にしようと思いました。

さて、もうすぐ引っ越すことだし、美容師さんにお礼を言いに行こう。また驚かせることになりそうだな〜。

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