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星・干し・欲し。「ほし」の響きから感じる語源、人間と星とのつながり。

梅雨の間に仕込んでおいた梅干しの、土用干しが完了しました〜。

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乾燥タイプなので、なんだか小石っぽく、塩をふいた仕上がりになりました。ひと粒ずつ手にとってみていると、

あ。星みたいだ。

そんな印象を受けました。

きっと星読みづいているせいではありますが、それにしても「星」と「干し」って、なんだか似ていません?まず、音が一緒ですよね。

それに、シュタイナー教育を学んでいる身としては、「ほし」と言われると、「欲し(ほっし、ほり)」、すなわち意志(will)という魂の働きを連想してしまいます。

なんだか、深いところでつながっている気がしてならない・・・!

そこで、「星」の語源を調べてみました。

星の語源には、「ほそひ(細火)」や「ほし(火気)」、「ほしろ(火白・日白)」など諸説あるが、「ほいし(火石)」の意味とする説が妥当であろう。
星(ほし) - 語源由来辞典 より

〈火〉や〈風(気)〉、それから鉱物(石)の要素もあるのですね。

石。いし。ん?意志!?これについては後ほど言及します。

では、「干し」はどうでしょうか。動詞「干す」を調べてみると、

水分・湿気を取り除くために、日光・風・火気などにあてる。かわかす。
干す/乾す(ほす)の意味 - goo国語辞書

やはり、〈火〉や〈風〉の要素があります。四大元素(土・水・風・火)的にみても、「星」と「干し」は兄弟なのですね。

さいごに、「欲し」。「欲しむ」なんていう動詞もあるようですが(響きがかわいい)、ここは普通に「欲しい」で調べてみました。

自分のものにしたい。手に入れたい。あることが望ましい。
欲しい(ほしい)の意味 - goo国語辞書

そういえば、「希望の星」という言い回しがありますね。たしかに、「欲しい」ものは「星」のように、いまの自分よりも(高く・遠く)離れたところにあるような気がします。

だから、もっと近づいていくためには、〈火〉のように上っていく力や、〈風〉のように前にすすんでいく力が必要。そのような魂の働きを、わたしたちは「意志」と呼んでいるのではないでしょうか。

意志、いし。

星の語源であるほいし(火石)ともつながってきました!

星に含まれる「石」っぽさは、わたしたちにとっては肉体(形、重み)であり、「意志」の固さであるのかもしれません。

「星」と「干し」と「欲し」は、兄弟みたいなもの。「星」と「石」と「意志」も、親戚みたいなもの。なんだか似ている音の響きから、こんなことがわかってきました。

〈気化〉や〈結晶化〉、プロセス的な違いをみてみたらどうなるだろう?「星」と「石」と人間の「意志」、歴史の古い順に並べてみたらどうなるだろう?

次々と問いが湧いてきますが、今日はここまでにしておきます。

長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。


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