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「育てることの芸術」って何だろう

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オルタナティブスクールで担任をするまで(アシスタント期間)に感じたことをセルフドキュメンタリー→2019.04〜担任をはじめてからの気づき・学び。「育てることの芸術」に取り組む様…
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2020年1月の記事一覧

子どもが子どもでいられる時間

子どもが子どもでいられる時間

オルタナティブスクールで教師をしています。少し前のことになりますが、先日、勤務先の学校でお祭りがありました。

わたしは子どもたちの作品展示コーナーで案内係をつとめたのですが、担任としての仕事を見つめ直すのに、とても良い機会となりました。

というのも、子どもたちのエポックノート(自分でつくる教科書のようなもの)や水彩画を観た多くの方々が、こう尋ねてきたのです。

これは子ども自身が考えたものです

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未来の自分を助けたはなし

未来の自分を助けたはなし

はじめにnoteには「かつての自分が知りたかったことをシェアします」という文言を何度か書いているのですが(同じような方のお役に立てたらという意で)、「未来の自分を救うこともできるんだなぁ」と思ったはなしを書きたいと思います。

noteをはじめたり、やめたり実は、noteにアカウントをつくったのは、2014年の夏頃。当初は童謡詩や短歌をのせていくつもりでした。(ほとんど更新せずじまい)

時は経

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「育てることの芸術」ってなんだろう#1

わたしの仕事を紹介するにあたり、

「育てることの芸術」に取り組みたい

と書きました。

その意味するところを、これから何度かにわたって、いろんな角度から説明していきたいと思います。

*

さて、「育てることの芸術」--このことば自体は、ルドルフ・シュタイナーの人間学からきています。「教育芸術」ということばのほうがよく知られているかもしれませんね。

これは決して「芸術を教える」という意味

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