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高校進学のバリエーション

高校への進学について、昨年度のタイプ別報告を行います。
学校の成績はほぼ同じです。そのうち2人が週1〜週2で通級していました。進路には異なる特性がありました。

タイプAの子は、内申が9科目20以下ですが、学校の課題も提出していました。
しかし、勉強は苦手で嫌いなタイプでした。
私立高校の普通科も推薦でもらうことはできたかと思います。
ただ、絵を描くことが好きで、やりたいことには熱中するタイプでした。
通級の先生と相談し、専修学校に進学することに決めました。

タイプBの子は、内申は20前後でした。
が、課題提出は3年間パーフェクトでした。通級から普通科に進学するのは快挙です。
テストで点数を取ることを私も期待できない状況でした。
ですので副教科を中心に点数を上げることを目指しました。
例えば、音楽の歌のテストで大きな声で歌うなどしました。
先生に何度も「今の自分は何をしたらいいのか」と聞いた行動力が
ありました。
結果、1年生1学期はオール1に近かった通知表も3年生2学期には
3と2になりました。
その結果、私立高校普通科の学校推薦を受けることができました。

タイプCの子は、提出物もできず、テストも悪く、内申も15以下と悪かったです。
3年間全く提出物を提出したことがなく、授業中の態度も最悪でした。
しかし、1月から少しずつできるようになってきました。
私立高校を一般で受けるように提案したものの、学校から受けさせてもらえずやりたいこともないため、昼間定時制の公立高校を薦めました。
ただし、最近は不登校の関係で倍率が3倍を超えています。
内申は関係なく、当日の実力勝負でした。

これらのタイプは異なる個性を持ち、それに合わせて進学先が決まりました。
何が良くて何が悪いというのは考えず、それぞれの特性に合わせて勉強することが大切です。
例えば、タイプAやタイプBの子は昼間制公立高校には受からなかったでしょう。受かったとしても授業についていけないと思います。
学校の名前にとらわれないで、その子に合った進学先を決めて行くことが大切です。

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