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みんなの長男キムソクジンの誕生日によせて


「BE」の感想文を書こうと思いながらはや2週間。もはや曲たちは生活の一部となり、11月20日から今まで聴かなかった日はない。

彼らの今の率直な思いが詰まった曲たちにしみじみ慰められながら私の生活は続いている。


そんな感じの12月4日にみんなの長男キムソクジンはめでたく誕生日を迎えた。(1日過ぎたけど)

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正直彼のことがバンタンの中で一番よく分からない。ただのアイドルとファンという関係性だから、彼らについて知ることができるのはほんの一部に過ぎないことは重々承知している。それでも、特に彼は「キムソクジン」と「JIN」を割り切って考えているからか、テヒョンとはまた異なる底が知れなさを感じる人だ。

ジンくんは私たちにはポジティブな気持ちだけをたくさん伝えてくれる。いじわるに捉えると、ポジティブな感情しか教えてくれない。それは私にとって彼のいいところでもあり寂しいところでもある。悩み事があるのに話してくれない友達みたいだ。何もできないけど頼ってくれてもいいのに。そんな気持ちにさせる。
ミステリアスで、遠さは感じさせないけど手を伸ばしても届かない絶妙な距離感。彼は本当に月みたいだ。このたとえを思いつくことができる彼は自分自身をよく理解しているなぁと感嘆した。


彼のことは分からないなりに、分からないからこそ、想像してみたりする。

良家の次男に生まれ、俳優の道を志し倍率210倍の韓国大学映画芸術学部に入学するも、Big Hitからスカウトされて歌もダンスも未経験なからアイドルになった経歴。
ユンギの永遠のルームメイトで、一緒にいて落ち着くと言う存在。
パンPDから「デビュー後も性格が変わらなかった。常識的で、メンバーが基準線の外に出て行かないようにしてくれている。」と評価される存在。


彼はどんなことに喜び、怒り、悲しみ、やるせなさを感じるのだろう。
どんな友人がいて、どんな話をするのだろう。


僕はこうですと本人が答えるインタビューや誰かがジンくんはこんな人だと感じますとインタビューで答えたものを繋ぎ合わせて、ツギハギのジンくん像を作る。第三者のフィルターを通して語られたものの信憑性などあってないようなものだとは知りながら、オタクは点と点をつないで想像するしかないのだ。


ツギハギのジンくん像では、ジンくんは己のポリシーを持っている人だと感じる。それは彼が自分自身を愛して、自分の幸せを一番に考えることができる、ラブマイセルフの人だからだ。自分の幸せを優先するためには自己理解が必要になる。自分が何を必要として何を必要としないか、何を排除すれば幸せになれるか。たくさん考えて決定してきた人だ。

だから、ポリシーに反する人には毅然とした態度を取れるし、こうすると決めたことには弱音を吐かずに真っ向勝負できる。そういうところが私には強い人、変わらない人、に見える。ポリシーを曲げずに生きていける人はほんとにかっこいい。

『自分が幸せになるために親父ギャグや楽しいことを言って周りを笑わせる。』これもポリシーの1つだと感じる。『弟達を何があっても守る。』このデビュー当時の誓いも彼のポリシーになっているのではないかと感じたエピソードがある。

2017年頃ジミンの殺害予告があった公演で、ジミンと同じ服装・同じような髪色・同じようなサングラスでジンくんは舞台に上がった。ジミンを守る為なら、犯人に刺し違えられてもいいって言っているのと同じだ。(実際刺すんじゃなくて撃つだけど)
弟たちを守ると口では言えてもこんな風に身を挺して実行うつす人がいるんだとこの話を知った時、1人感涙したのは記憶に新しい。


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彼は自身の誕生日の2時間前、12月3日午後10時に『Abyss』を発表した。


Abyssつまり深淵、深い穴の底というタイトルのその曲は、『JINとしての自分の悲しみを音楽として見せてもいいように思った。』と語るように、彼が普段JINとしてファンに語らない陰鬱とした面、劣等感や辛さのような感情が歌詞が歌われていた。友人が心を開いて悩みを話してくれたようなそんな気持ちになった。ありがとう、話してくれて。君の口からずっと聴きたかったんだよ。ものすごいプレゼント貰っちゃったよ、ありがとう。


Abyssに添えられた彼の最後の言葉


아미들, 부족하더라도 잘 들어주세요.
アーミー、完璧じゃなくてもじっくり聞いてください。

完璧じゃなくても美しいものがあるって教えてくれたのは君じゃないか。

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