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益軒十訓

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国立国会図書館デジタルコレクション 家訓    貞享四年  1687 君子訓   元祿十六年 1703 大和俗訓  寶永五年  1708 樂訓    寶永七年  1710 和俗…
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2024年4月の記事一覧

家道訓 巻之一 總論上

一  人の世にある、高き卑しき、皆、身を修めて、家を整えるを以て勤めとす。 家の本は身に有…

樂訓 巻之下 讀書

 一  凡そ、読書の楽しみは、色を好まずして悦び深く、山林に入らずして心閑かに、富貴なら…

樂訓 巻之中 節序

一  一年の内、天地の道、常にめぐり、四時に行われて、萬古よりこのかた止まず。 其の間、霞…

君子訓 巻之下

一  君子は、國土の利を取り盡さずして民に与え、運上課役をかけて民を苦しめず。 然れども、…

君子訓 巻之中

一  伊訓に、君為たらば克く明かに臣為らば克く忠といえり。 此の意は、君の徳は、明らかなる…

君子訓 巻之上

一  天地は、萬物の父母なり。 其の徳廣大にして限りなく、萬物を生育してやむ事なし。 人は…