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ビジネス初心者がどのように「初収益」を手にしたのか?

ウケるコピーよりも売れるコピーを。
セールスライターの伊月(いつき)がビジネスに役立つ情報をお届け。

ビジエスをやっていて一番嬉しい瞬間の一つは、自分がオファーした商品が初めて売れた時だろう。

今回はこの「初収益」を達成する上で、役立つ情報を紹介していく。


「頑張っているのに商品が売れない…」と悩む人に共通しているのは、価値のあるものを提供すれば売れると"勘違い"していることだ。

当然だが「価値のない商品を売れ」と言っているわけではない。だが、どんなに素晴らしい商品であっても、この考え方をしている限り、商品を売るのは難しい。


なぜなら、自分が思う価値がある商品とお客様にとって価値のある商品は、ほとんどの場合ですれ違っているからである。

この話をする時に私がよく使う例え話がある。


あなたは「多くの人が歯医者に定期的に通うべき」だと思うだろうか?

おそらく「そう思う」と答えるだろう。


では、もう一つ質問しよう。


あなたは「積極的に歯医者に通いたい」と思うだろうか?

おそらく「出来れば行きたくない」と思ったのでは?


これこそが「価値がある商品なのに売れない理由」である。

例を上げた歯医者は「行った方が良い」ものであるが「行きたいもの」ではないのだ。


余談だが、マーケティングの世界では前者のことを「ニーズ(=相手にとって必要なもの)」と言い、後者のことを「ウォンツ(=相手が欲しているもの)」と言う。


最終的に、相手に価値を与えるのは大抵の場合「ニーズ」を満たす商品である。

だが、覚えておいてほしい。

お客様が"求めている"のは、ニーズではなくウォンツなのだ。


1年間努力をして希望の大学に受かる勉強法よりも、1日で明日の学内定期試験を乗り切る方法を教える教材の方が、より多くの人に好まれるのである。


そのため、まずはニーズではなくウォンツを満たす商品から訴求しよう。

その上で、お客様と信頼関係を築き「あなたの話を素直に受け入れてくれる」ようになって初めて、「歯医者に行こう」と言うオファーをするべきなのである。


総合的には、ウォンツを満たす商品よりもニーズを満たす商品の方が、お客様の問題をより根本的に解決できるだろう。

にもかかわらず、より価値のある(=ニーズを満たす商品)を販売しても売れないのは、このようなカラクリがあるからなのだ。


ここまで読んだあなたなら、本記事のタイトル「ビジネス初心者がどのように「初収益」を手にしたのか?」の答えはもうお分かりだろう。

彼らはニーズではなく、ウォンツを満たす商品をオファーしたのだ。

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