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【事実】読者は無知である。だが決して馬鹿ではない。

ウケるコピーよりも売れるコピーを。
セールスライターの伊月(いつき)がビジネスに役立つ情報をお届け。

セールスコピーを書くならば「自分の常識と相手の常識は違う」ということを常に意識しなければならない。

例を挙げると、このブログでは「セールスライティング」というスキルについて話をすることが多い。

だが、読者がビジネスをしていない人であれば、おそらく「セールスライティングって何?」となってしまうだろう。


私はすでにある程度、ビジネスの勉強をしている人を対象に話をしているので、あえてこの言葉をそのまま使っている。

だが、もしもビジネス初心者に向けて記事を書くのであれば、セールスライティングではなく「相手を行動させる・商品の購入に繋げる文章スキル」といった言い方をする。


特に、自分が携わっている商品をオファーするLPやセールスレターを書くとなると、知らず知らずに「この言葉くらいは知ってるだろう」と思いがちだ。

だが、現実は想像以上に「自分にとって当たり前の知識を読者が知らない」ことは多い。

だからこそ、セールスコピーを書く前に「読者がどれくらいの知識を持っているのか」についてリサーチをしておくことは必須である。


ここで勘違いをしてはいけないのは、読者は無知ではあっても、決して馬鹿ではないということ。

確かに読者は、あなたが取り扱うジャンルについて、あなたよりも知識が少ないことが多いだろう。

だが、自分の主張を通すために論理を捻じ曲げた説得などをすると、読者は目ざとくその「意図」に気づく。


稀に相手に知識がないことを侮る、愚かなセールスライターがいる。

文章の節々から「無知なお前に私が教えてやろう」という傲慢さが匂ってくる文章を書く人たちだ。


この世の理を全て理解している人などいない。

あなたは"たまたま"その分野に関して、人よりも多くの知識を持っているにすぎないのだ。

逆に、読者もあなたが知らない情報を持っている。そこに優劣はなく、たんにジャンルの違いがあるだけなのだ。


もちろん、読者に価値を与えるためにあなたが持っている知識を「教える必要」はあるだろう。

だが、読者は無知であっても決して馬鹿ではないことは決して忘れるべきではない。

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