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JICA モロッコに新型コロナ支援

国際協力機構(JICA)は、12月2日、ラバトにて、モロッコ王国政府との間で、「新型コロナウイルス感染症対応支援プログラム・ローン」を対象として2億米ドルを限度とする円借款契約に調印した。

本事業は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による経済への影響が深刻化するモロッコ政府に対して財政支援を実施することで、保健医療体制の強化、社会保障制度の拡充及び零細・中小企業向け資金繰り支援の促進を図り、同国の経済・社会の安定及び開発努力の促進等に貢献ことを目的としたもの。

なお、本事業はアフリカ開発銀行との協調融資案件であり、2019年第7回アフリカ開発会議(TICAD 7)で日本政府が発表した「アフリカの民間セクター開発のための共同イニシアティブ第4フェーズ」(EPSA4)の実現に寄与するもの。

詳細はJICAホームページを参照

●アフリカの民間セクター開発のための共同イニシアティブ第4フェーズとは
 アフリカ諸国において若年層を中心とした失業問題は年々深刻化しており、雇用の受け皿である民間セクター開発の促進が重要課題となっているため、アフリカ開発銀行(AfDB)の域内メンバー国の民間企業等が必要とするインフラや農業などの事業資金を、JICAがAfDBの民間セクター向け投融資業務を通じて提供するもの。2007年、2008年、2011年の供与に続く第四次融資となる。

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