12本目:新しい街を好きになれる行動
今日は自転車で整体に行き、その帰りに図書館を訪れた。
図書館の利用者カードを作り、簡単に図書館内を歩いてまわって、ちょっと腰掛けて本を読んだり、めぼしい本を借りたりして帰ってきた。
それだけで街への好感が1段階アップしたのである。
何段階あるのかは知ったこっちゃないけれど。
もともと読書家ではないし、図書館の利用歴はとても浅いけれど(しかもメキシコでは全く図書館に入らなかったので、余計に縁遠くなってしまった)、図書館があることを知ってから行ってみたくてたまらず、実際行ったらすごくわくわくした。図書館が好きなのね、私。
でも、借りても読まない本があったり、返却日を忘れたりしてしばらくすると足が遠のいていた前歴があるので、あまり表立って宣言できなかったのかもしれない。
久しぶりに入った図書館は明るくきれいで、蔵書検索や貸し出しもデジタル化が進んで効率が良くて、軽い表現をすれば、学生時代から何十年も図書館を利用してこなかった身としては未来感半端なくて超アゲでした。
街が産んだ文学の偉人のコーナーがあって、新参者に優しい。
年代に適した分類や、学術分野別など、分類が考え抜かれていて、興味がありそうな棚を覗けば狙っている本以外にも楽しそうな本に出会える。
同じ本をいろんな人が借りて返して大事に読んでいく仕組み自体も素敵だが、思いを馳せてみれば、図書館ってすごく思いの詰まった仕事で成り立っている場所なのだ、と気づいた。街の人に本を読んでほしい、老若男女に利用してほしい、街の英雄を知ってほしい…さまざまな狙いを工夫をこらして図書館に詰め込んでいるのだ、これは楽しまない手はない。
それを思って図書館を訪れれば、そんな図書館がある街素敵だな、となるのである。
本当は借りた本でも紹介しようかと思って書き始めたが、
図書館のわくわく考察が盛り上がってしまったので、またこんど。
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