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「金融、経済とは無縁の海外美術大学からの挑戦」

和田純奈
パーソンズ大学 経営学部→外資系IT企業


IAに興味を持ったきっかけ

私はニューヨークにあるファッション系の美術大学でデザイン思考と経営学を専攻しました。そんな金融やリスクマネジメントといった縁もゆかりもない世界から、偶然森山さんの講義をニューヨークからオンラインで受講する機会がありIdentity Academy(以下IA)の存在を知りました。
その講義の中で森山さんが「23歳頃から独立したいと思う人が多いが、思考を行動に移さない人がほとんど」と仰っており、「まさしく何も行動に移せていない自分のことだ!」と自分のことを言い当てられ画面の前でひやっとしたのを覚えています。「いつかは起業したい」「いつかは○○のようになりたい」「いつかはラグジュアリーな生活を送りたい」など漠然としたゴールはあるものの、実際にそれらの目標を達成させるための術や行動力が身についていないと気付かされました。「何か行動を起こさないと!」と思ったのと同時にタイミングよく4期生の募集をしており、挑戦しようと決めました。

最初は、マネーリテラシーとリスクマネジメントという言葉を聞いて、金融やコンサル業界に行きたい就職活動をしている学生のための集まりなのかな?というイメージがあり、いまいち何を学ぶのか分かっていませんでした(笑)。
ですが、IAのHPで過去の生徒の感想やプログラムのシラバスを拝見し、私が想像していたマネーリテラシーとリスクマネジメントの概念が就職活動のためではなく人生の意思決定を学ぶ場所だと知りました。また、正しいお金の知識や判断力を学ぶことが今後の人生の選択肢を増やし、周囲の意見ではなく自身の意思決定でビジョンを構築していくことで「自分らしい人生設計」を可能にしていけるということに気づかされました。
普通に生活をしていて到底出会えないであろう各業界のトップランナーからの講義や優秀な学生と交わって学べる機会が玉手箱のようにキラキラと輝いて見え、絶対にこのコミュニティーに入って自分も輝けるものを探したいと思いました。(実際に講義を受けてみるとわかると思いますが、Search Engineで名前を調べるとたくさんの記事が出てくる著名な方ばかりで、ミーハーな私には刺激的なクラスばかりでした!)

海外の美大から金融のへの異質なdive

この記事を読んでくださっている方の中で、「なぜ海外の美大からマネーリテラシーとリスクヘッジを学びたいと思ったの?」と思った方もいるかもしれません。IAへ異質なDiveをしたいと思ったきっかけは2つあります。

1つ目は、自分には無い個性やスキルを持った人と関わることで、今まで持っていた自分の固定概念を崩し、新たな価値を創造したいと思ったからです。私は今までファッションやアートに専門性のある学生やアパレル業界・雑誌業界に興味のある学生たちに囲まれて大学生活を過ごしていました。ですが、IAでは、核融合を専攻している学生や培養肉の研究している学生もいれば、哲学に重きを置く学生など、このコミュニティに入らなければ出会えなかった十人十色のキャラクターを持った人たちと出会えました。日々の授業やグループワークを通してバックグラウンドの違う高い志を持った学生達と「インプットとアウトプットの実践的な学び」を行ったことで、違う角度か自分を見つめ直すことができ、自分の新たな個性や強み、将来成し遂げたいことを発見することができました。
これらはまさしく、理事の各務さんが仰られていた専門分野が異なれば異なるほど画期的なアイデアが生まれるといったことだと思います。似たような環境で育ち、同じ学部の学生のみと関わっていたら自分や周囲の「価値」や「希少性」に到底気づくことはできなかったと思います。この経験から、違う個性を持った人たちや異なる世界に足を踏み入れることは、自分の一面に気づける一番の近道だと学び、自分の価値を創造することに繋がりました。

2つ目は、大学のクラスメイトが様々なリスクをとっていたことに感銘を受け、「何か自分もあアクションを起こさなければ!」と思ったためです。ニューヨークの美大に通っていると、特にリスクを取ることの大事さに気付かされます。アーティストのように好きなことや特技を仕事にするということは、それだけリスクをとるということだからです。実際に、大学のクラスメイトはポロ競技用のウェアの会社を起業をしたり、更なる自分の目標に向け6ヶ月も立たないうちに違う大学へ編入し、あらゆるリスクを取り、意思決定をどんどん行っていくような子達ばかりで、「今の自分のままでいいのか?」と自分自身が遅れをとっていると不安に感じていました。
何か行動は起こしたいけれど、具体的に何をすればいいのかわからないと悩んでいる時に、森山さんのオンライン講義を受講し、森山さんが仰られていた「アクションを取らないことが最大のリスク」「どの業界にも共通して大事なのがマネーリテラシーとリスクマネジメント」という言葉が胸に刺さり、挑戦を決めました。最初は、人生においてマネーリテラシーとリスクマネジメントが何故必要なのか?について理解ができていませんでしたが、講義を受けていくうちに「金融の知識+リスクマネジメント=万が一、倒れても大丈夫だ!と思えるような自分が挑戦するための土台/環境を作る」ことだと学びました。

IAでは金融•経済に関する知識はもちろん、とにかくリスク(=アクション)を取る大切さとアクションを取らない場合の勿体無さを痛いほど学び、登壇されるトップランナーの方達が口を揃えていう『投資される人材』の人物像が見えてきました。アクションを取ることに以前は恐怖を感じていましたが、失敗を恐れてアクションを取らないことが一番の失敗だと身に沁みて感じた経験が私の背中を押してくれ、今後自分が行いたいと思っていたプランの幅を格段に広げてくれました。

最後に

ここまで、だらだらと自分のことを語らせていただきましたが、IAで得られるのものは「知識、自信、仲間...」と計りしれません。IAに入る前は、一流大学の賢い生徒と話が通じるのか...と不安になっていましたが、発言することを強いられるので、自然と自己表現の特訓の場となりました(笑)
私にとってIAとは、頭の中にあるアイデアを整理し、発散できる最高な創造の場となりました。
まったくお金や経済に無縁だったからこそIAで得たものは大きく、自分が気付かない世界を知り視座を上げる素晴らしい機会となりました。


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