ローマ字入力の指導(クロムブック編)

学校カリキュラムとして3年生初期にローマ字入力学習を行うことになっているので,これまでずいぶんその機会をいただいて授業をしてきた。これまでは,ジャストスマイルでのワークシート等をつくってきたが,そういえば,クロムブックでの実践は初めてだ。やってみると,なるほどGoogleドキュメントで利用すると,あらら・・・「そういうことなのね」ということに気づかされた。ということで,そのようすを記しておきますね。

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ステップ1 矢印キーとバックスペース

テキストベースでの作業となるので,今後のことを考えて,まずは矢印キー(上下左右)とバックスペースキーの操作を練習させる。これは,画面タッチやマウスに慣れすぎている今どきの子供達に,キーの感覚をしっかりつけてもらうことが目的である。WINのときは,DELキーとバックスペースキーの違いを教えていたが,もうバックスペースだけで大丈夫だ。こういうシートを使って,矢印キーやバックスペースキーの動きをつかんでもらう。

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 と思いきや,Googleドライブの共有フォルダに置いている『文字入力練習用』のファイルをみんなで開いたものだから・・・・・

 いきなりの協働作業が展開!
画面上では名前を消しているので分かりにくいけど,同じワークシート上に,当然みんなの名前があり,みんなで同時にいろんな文字を消していっている。ただ,その感覚を子供達はすぐに理解できたようで,(たぶんオンラインゲームと同じなんだろう)「みんなここに来てー」「○○君すごい」などと声が出ていた。
机間指導をしながら画面タッチを多用している子を発見。キーを使うように指示をして回った。

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ステップ2 特製シールの利用

とにかく,母音の位置と指をしっかりと教えるため,毎度の特製シールを貼っていった。(以前に作っていたが,もう在庫も終わりだ)カリキュラム進行上,ゆっくりのペースであるが,今回は母音のみ。

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ステップ3 タッチタイピングを意識して

各指と,母音の位置が分かったら,とりあえず,「あいうえお」を決められた指で打てるようにし,途中で,「目をつぶってやってごらん」と指示。「できた」という声に対して「それは指がちゃんとおぼえているからだよ」 と褒める。

ということで,ここまで。実は彼らは2年生の後半でキーボー島を利用してある程度ローマ字入力ができる児童も多い。ただ,国語科の学習と連動したカリキュラムとして,3年生になってもう一度確認をこめて実施した。もちろん,転入生もいたので,カリキュラムをそろえることも大事だったので。

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