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The law of nature:何かを得れば、何かを失うこと。ねじまき鳥クロニクルを英語版wikiで読む #19

英語版wikiではねじまき鳥クロニクルにおけるテーマを以下の4つに分類して、それぞれ考察しています。

1 Desire(欲望)
2 Power(力)
3 Polar opposites(対極)
4 Alienation(孤独)

今回は2 Power(力)について、見ていきましょう。

Power: The characters in the novel are constantly gaining or losing power and the plot develops around this ever-changing factor.

***
パワー:小説のなかの登場人物は、絶えず(constantly)力を得るか、失っていて、プロットは、この変化し続ける(ever-changing)要因を囲んで展開している。
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Noboru Wataya is mainly focused on gaining power which in turn causes his younger sister Kumiko to lose power to him, she becomes a victim of his desire for power.


(be) focused on〜
〜に集中している
focus 集中させる
受け身にすることで (なにかを)集中させる状態にある → なにを? → on 以降で説明 となるので受け身+onが相性がいいみたいです。

cause
【名】原因
【動】の原因となる

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綿谷昇は、主に力を得ることに集中していて、次々と( in turn)久美子が彼への力を失う原因となり、彼の力への欲望の犠牲となる。
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The loss of power of the character Kumiko leads Toru to gain power.

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登場人物の久美子の失われた力はトオルが力を身につけることを導いた。
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Once Kumiko goes missing, this event forces Toru to find power within him to step out if his normalcy and comfort zone to find Kumiko and save her from her brother.

go missing
行方不明になる

normalcy【名】正常 いつもどおり
normallyと同じ
normal 【形】正常な

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いちど久美子が行方不明になると、この出来事はトオルに彼の内部に(within)力を見つけ、いつもどおりで快適な地帯から一歩踏む出し、久美子を見つけて彼女の兄から彼女を救うことを強いた。
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This leads him on a mission to set Kumiko free of the reins her brother holds her in. Translating to a gain in his sense of power.

on a mission to〜
〜をする任務を負う

set free
解放する

rein(s)
手綱

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これ(久美子失踪の流れ)は、彼女の兄の持つ手綱から久美子を開放する任務を負うことを導いた。

(彼は)彼の力の感覚を身につけることに転化している。
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He finds power within himself and his desire to set Kumiko free.


***
彼は彼自身の中に力や、久美子を開放するという彼の欲望を見つけた。
***

Power also shows in the characters as they try to gain control over their own emotions.

control over
支配

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力はまた、彼ら自身の感情の支配を身につけようと試みる登場人物の中を見せる。
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おわりに


すみません、、、なんだか今回は翻訳が難しくて、自分でもよくわからなくなってきました(笑)まぁ大目に見てください。

この作品ではなにかを得ると何かを失うということを表現するために"power"が用いられているのかもしれません。

ある"power"を身につける(to gain)ことが、誰かを傷つけ、それに対抗する新たな"power"が生まれる。

あるものが生み出される影には、同時に歪が生じる。
それはまるで作用反作用の法則(law of action and reaction)のように、地上に住む僕らは逃れることができない。
なにかを得ればなにかを失う。
それはともすれば虚無主義的無気力感すら襲ってきそうですが、人生とは、"得ること"と"失うこと"をひたすら繰り返す営みのことなのかもしれません。

それをくだらないと考えてもいい。

その繰り返しでもって、弁証法的に自己を向上させる(その先に一体なにがあるのか?)ことを目標にしてもいい。

結局は僕らは自由であり、自由であるべきなのだ。

その自由だって、なにかとのトレードオフ("得ること"と"失うこと"の繰り返し)なのだけれども。


復習

Power: The characters in the novel are constantly gaining or losing power and the plot develops around this ever-changing factor. Noboru Wataya is mainly focused on gaining power which in turn causes his younger sister Kumiko to lose power to him, she becomes a victim of his desire for power. The loss of power of the character Kumiko leads Toru to gain power. Once Kumiko goes missing, this event forces Toru to find power within him to step out if his normalcy and comfort zone to find Kumiko and save her from her brother. This leads him on a mission to set Kumiko free of the reins her brother holds her in. Translating to a gain in his sense of power. He finds power within himself and his desire to set Kumiko free. Power also shows in the characters as they try to gain control over their own emotions.

それではまた。

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