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これからどう向き合う?忍び寄る季節性うつの魔の手!

皆さんこんにちは。
今日も少し健康について考えていきたいと思います。
暑い日々が終わり急に寒くなってきましたが皆さんは体調崩されていないですか?

体の不調もありますが、寒くなってくると心も元気が出にくい…。なんてこともあるかと思います。
今回はそんな季節性の鬱についてまとめていきたいと思います!
 

そもそもうつ病とは?


 うつ病という言葉はよく耳にしますが、ではどんな症状のことを言うのでしょうか。
気分が落ち込む経験は誰にでもあると思いますが、どんな症状が『うつ病』に当てはまるのでしょうか。

普通の気分の落ち込みとうつ病の違いは、「長くて深い気分の落ち込み」が続くかどうかです。
「落ち込み」「不安」「おっくう」といった症状が1〜2週間以上続けば
うつ病で、それ以下までであれば普通の気分の落ち込みである可能性が高いです。

また期間の長い落ち込みは性格上の落ち込みと判断がつきにくいですが、「それまで出来ていたことができなくなる」
「それまで興味があったことに意欲がなくなる」など、
体が不調になるとどこか痛くなるように、心の不調も以前との変化があらわれます。
これらの症状は、自身で判断するのは難しいと思いますので専門医に相談してみるといいと思います!

うつ症状一覧
・憂鬱な気分や落ち込みが続く
・不眠
・食欲がない
・頭が痛い
・人付き合いが嫌になる
・好きだったことへの興味がなくなる
・将来への希望がなくなり、悲観的に考えるようになる
・過去の出来事を思い出して悩む
・季節感がなくなる
・焦ってイライラする
・なんでも自分の責任だと感じてしまう
・微熱や低体温が続く
・胃もたれ、吐き気、下痢、便秘などの胃腸症状が続く
・体がだるい、疲れやすい
・時々めまいや耳鳴りの症状がある
 
上記の症状が代表として挙げられます。


うつ病が気合いで治らない理由!


 「セロトニン(幸せホルモン)の分泌量が低下するとうつ病を引き起こす」と言われることが多いですが、事実かどうかの証明はまだされていません。
うつ病が起きるメカニズムについては未だ明らかになっていないのです。
それだけ心の病気は、人それぞれ原因も対応も変わってくる病気だということがわかります。

うつ病がどうして、どのように起きているのかわかっていませんが、感情や意欲は脳が生み出すもので、その働きになんらかのトラブルが起きていると考えられます。
(セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンのバランスの乱れが関係している可能性があります)

ですので、落ち込んでいる場合じゃないから気合いで乗り切ろう!と自分に喝を入れて頑張ってしまう方もいらっしゃるかと思いますが、脳のトラブルの影響なので薬や専門医に頼るということも必要なのです。
 
ここまでは「うつ病」についてまとめてきましたが次は「季節性のうつ」についてです!


秋になると気分が落ち込む?季節性うつ

 夏が終わり秋になると、なんとなく鬱々として気分が晴れず、落ち込むような感覚になることありませんか?これは季節性感情障害と呼ばれるもので、季節の変わり目、特に秋や冬に多く見られることから「季節性のうつ」「秋うつ」「冬季うつ」「ウインターブルー」など様々な呼ばれ方をします。

ではどうしてこの秋から冬にかけて季節うつが出やすいのでしょうか?
それは日照時間に大きく影響があります!
日照時間が短くなると、私たちも日にあたる時間が短くなってしまいます。日にあたる時間が短くなると、体内時計をつかさどるメラニン分泌のタイミングが遅れ、また脳内伝達物質のセロトニンやドーパミンなどが減少し、
うつを引き起こしやすい傾向になります。

季節性うつの特徴は、
・過食になる
・過眠になる
などの症状があげられます。

寒くなると、朝布団から出るのが辛くつい長く寝てしまう、甘いものや炭水化物を食べたくなるなどあるかと思います。これらも実は日照時間が短いことに影響しているのです。
また、季節性うつは日照時間が短くなる秋頃から春頃まで続く特徴があります。毎年この時期になると同じ症状を繰り返すという方も多いようです。
 

季節性うつ対策!


◉起床から2時間以内に朝日を浴びる
季節性うつの対策として、自然の光により多くあたることが大切です。
なかでも起床から2時間以内に朝日を浴びるとセロトニンが十分に分泌されると同時に、体内時計をつかさどるメラニンの分泌も調整されます。
2分から10分程度、朝日を浴びると効果的だといわれています。
 
◉規則正しい生活リズム
季節うつには「体内時計」の乱れも大きく関係しているといわれています。
夜更かしの習慣がついてしまうと、朝に目覚めることができなくなり日照時間が短いことも重なり自然光を浴びることが減ってしまいます。
しっかり睡眠をとることも季節うつの対策に大切ですので、十分な睡眠をとり朝に目覚められるよう規則正しい生活リズムを意識しましょう。
 
◉適度な運動
適度な運動は、セロトニンやドーパミンの分泌を促進させます。一日20分程度続けると効果的です。
 
◉栄養バランスを考えた食事
たんぱく質やビタミン、ミネラルなどを十分に摂取することで、分泌するセロトニンの生成に役立つといわれています。
肉や魚、大豆などにはたんぱく質やミネラルが豊富に含まれているので、栄養バランスを考えながら積極的に摂取しましょう。
 
 
寒くなってくると億劫なことも増えてくると思いますが、スポーツの秋や芸術の秋、食欲の秋など何かと楽しく過ごせる季節でもあるので心と体のバランスを整えて楽しい秋を過ごしましょう!
 
 
では、今回はこの辺で。
皆さんの毎日が健康でありますように!
 

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