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自己紹介

初めまして。
佐藤陽(サトウハル)と言います。
今年から役者の活動に本腰を入れたのでまずは改めて自分のことについて話そうかなと思います。

佐藤陽(役者名義:佐藤ハル)
5月26日生まれ 
23歳
趣味 コスプレ/ドライフルーツ
特技 空手/タロットカード占い


【主な経歴】


2018年2月 劇団zzZ°旗上げ
2018年3月 劇作家協会主催第13期戯曲セミナー卒業
2020年4月 日本大学芸術学部演劇学科入学
2024年3月 日本大学芸術学部演劇学科卒業
2024年3月 劇団「治外法権」「ロココ」出演
2024年4月 On stage 「ワインの回」出演
2024年7月 劇団めでたし「Ever Last Requiem」エシュバラ役
(2024年7月18日現在)


演劇を始めた話

さてまず何からお話ししましょう。
僕が演劇を始めたのは中学3年生の夏、王子小劇場の演劇ワークショップがきっかけでした。
内容はというと3日間稽古して3日間公演するという今考えると恐ろしいものです。当時は演劇について右も左も分からない全力野球少年だったため、思い返すと恥ずかしいことこの上ない演技をしていたのですが、その全力無鉄砲さが何故か気に入られ、そのワークショップで知り合った方の劇団のお手伝いをさせてもらうことになります。
演出助手として参加させてもらったエピソードは色々と濃いので今回は割愛させてもらいますが、そこで演劇を演じることよりも作る魅力にどハマりし脚本家を目指すことになります。


いざ戯曲セミナーへ!

当時の僕は本当に単純思考で(今もあまり言えたことじゃないんですが)脚本家目指すと決めたらその後の行動はとても早かったです。
ノートの切れ端に書き殴っては拙い脚本を強引に読ませて、色んな人から優しい感想をもらったり……ああ、頭痛がする……。
そんなふうに色々走り回って目にしたのが劇作家協会が主催する戯曲セミナーで、週に一回、プロの劇作家が交代で指導してくれるというものでした。
このチラシを手に取った瞬間からこれまで一切使わず貯めてきたお年玉やら新旧祝いやらのお金のほとんどをぶち込んで通うことを決意しました。
いやはや、本当恐ろしい……
もし反響があればこの内容についてもいつか触れたいな〜とは思いますが、ざっくりとセミナーに参加した感想を言いますと

「あ、プロの作家だからって教えるのが上手いわけじゃないのね」

という感じですね。
いや、この時通って得たものは大きいんですけどね!
一生物の財産なんですけどね!
なんかこう……はい、劇作のメソッドって本当難しいね!

話を戻します。
1年間通う中で書き溜めたかなりの量の戯曲を書き溜めたのですが、困ったことに発表する場がない!!!
一応高校に演劇部はあったのですが大会とかには出ないタイプで活動もあまり盛んじゃなかったんです。
ああ困った。役者なら外部の公演に参加する機会は多いけど劇作が持ち込みって聞いたことないし、どうしたものか……

「ああ、自分で劇団作ればいいじゃん」

はははははははは。
単純思考って恐ろしい。
因みに演劇ワークショップの知り合いにも、お手伝いさせてもらった劇団さんにも「やめとけ」と豪語されましたが、何も聞く耳持たない僕はそのまま強行しました。
劇団員も
「おーい〇〇、劇団やろ〜ぜ〜」
って幼馴染を誘ったら
「面白そうやん」
という感じに入ってくれて劇団zzZ°(ズーズーズー)が誕生しました。
ゆるいね。

「劇団zzZ°」


成功と挫折とその少し先

劇団zzZ°では高校在学中に2回、大学在学中に3回公演しています。
過去公演の概要についてはまとめるので気になったらチェックしていただけると嬉しいです。
自分の作品をラベリングするのがあまり得意ではないのですが、ジャンルとしては『準社会派』と言えばわかりやすいでしょうか。(若干社会派に足つっこんでるよ感じの作品)
ジェンダー、コロナ、ネット社会、AI、など変わっていく社会の中にいる自分、その中でどう生きていくのか、みたいな問いを軸に抽象劇的なニュアンスも含めて描いていく、というのが僕のスタイルでした。
在学時、書きたいものに溢れてて、公演数は少ないものの、公演関係なく執筆した本数は同世代の中では多いと思ってます。コロナで公演できない時は泣きながら10万字くらいの小説とかも書いてました。

しかし大学3年時、学内で行った実習の話です。
ざっくり内容を言うと、実習の参加者(脚本、演出、役者、そのほか裏方含む)でチームを組み、「戯曲」「コンペ」「プレゼン」に点数をつけ、上位2チームが大学のでっかいホールで公演できるよ〜みたいなものです。

自慢になってしまいますが、1位通過しました。
そして、本公演もそこそこいい評価をいただきました。
因みにこんな感じ。

内容は『永遠とは何か?』『死後の世界とは何か?』『生きる意味、死ぬ意味って何?』みたいな『永遠』がテーマの抽象劇です。
劇団で抽象劇的な手法は使ってたんですけど、ここまで哲学的かつ抽象劇全振りは初めての挑戦で、本当に頭抱えました。
ついでにストレスでお腹も壊しまくりました。
ただ苦労した甲斐あって自分でも納得の出来ではありました。というか達成感でいえば過去一です。しかし、いろんな先生から言われたのが

「よかったよ。これでスタートラインに立てたね」

上手く言えないんですけど、膝から崩れ落ちましたね。
ああ、こんだけ頭抱えて、体壊して、命削って、それでやっと麓まで着いた感じですか……。
これをあと20年も30年もずっとやるの……?
ハハっ、無理じゃん。これをずっと超えていくの?
無理無理無理、できないできない、できるわけない。
……俺、演劇好きなのかな?

演劇全力少年再び

まあ、若いうちは誰でも通りますよね。
でも本当に真剣に悩んだんですよね。
自分が演劇をする意味とか、社会とどう繋がっていたいのかとか。
こんだけ世界情勢が緊迫して、どこも人手が足りないのに芸術とか抜かしてる場合じゃないだろ、と言うか演劇に未来あんの?
チケット代は高いくせに利益は全然出ないし、非効率だし、そのくせ敷居は高いし。
農家とか漁師とか、第一産業に準じる方はずっと世のため社会のためじゃね?みたいなこと延々と考えてました。はい。
それでも演劇の道に戻ってきました。
一度演劇から一年ほど逃げて、かといって就活もしないで、それでも残った書きたいものを見つめて、なんとか戻ってこれました。
せっかく演劇の大学に通わせてもらったのに、自分が演劇をやる意味に気づけたのが最後の最後ってどう言うことなんでしょうね。長くて苦痛だった一年のこともそのうち書けたらいいなあ。

さて、ではそろそろ今の話をしましょう。
僕は大学最後の1年間ずっと部屋と図書館にこもっていたので、結構浦島太郎状態なのです。
これまで一緒にやってきた同年代の大半は就職しちゃうし、劇団員も似たような感じだし、他の団体との繋がりとか全然ないし、あれ?俺演劇界隈孤立してね?
と言うことで改めて演劇と、そして人と関わり直そうと思い、今年の3月から役者としてオーディションを受けまくりました。
お芝居をすることはもちろん大好きですが、僕は純粋な役者じゃないので下心もとい別の動機が三つあります。

1、 人との繋がりを作ること
2、色んな演劇の作り方を体験して見つめ直すこと
3、あわよくば勧誘すること

はいこの記事を読んでいるあなたも例外ではありませんからね。
今の僕はとても演劇に貪欲で、書きたいこと、作りたいことに溢れています。劇団zzZ°の活動再開は来年の2月。今はそのための武者修行でございます。色んなやり方を学び、色んな人を巻き込んで、たくさんの人の声を社会に届ける。
そのためにはあなたの力も借りたい!
興味があれば出演して欲しいし遠くから面白がるだけでも大歓迎。
どんな形でもいいので一緒に演劇しませんか?

もしよろしければ今後とも僕の演劇活動を見守っていただけると幸いです。

それでは今日はここまで。
おやすみなさい。

劇団zzZ° 佐藤陽

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