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現代のアプリの使いこなしかた


[はじめに]アプリという名の道具


一昔前まではアプリという言葉には馴染みは無く、おもにPCでいうところのソフトウェアやプログラムという名称で世に出回っていた。
アプリという言葉が今の世の中では皆さんパッと想像がつくであろうと思いこの名称をあえてタイトルに選んだ。
言葉の定義を語り出すと読む気がうせてしまう人もいると思うので避けたいところであるが自分の知識の整理もかねてあえて引用を下記にまとめる

アプリケーションとソフトウェアはどちらもコンピュータ上で動くプログラムのことですが、厳密にいうと両者は異なります。
アプリケーションとソフトウェアの違いをひとことで簡単にいうと、カテゴリ範囲の違いです。
「アプリ」は「アプリケーションソフトウェア(application software)」の略称です。
つまり、「アプリケーション」は「ソフトウェア」という大きい括りの中に位置する「アプリケーションソフトウェア」というソフトウェアの形態です。
「ソフトウェア」は、システムを動かす「OS(オペレーティングシステム)」や、特定の目的を果たすための「アプリケーションソフトウェア」に分類されます。

https://rabiloo.com/ja/blog/app-and-software

簡単に言うと猫と動物の関係に置き換えるとわかりやすい。
「動物」という大分類がソフトウェア。「猫」という小分類がアプリであることがうかがえる。

では前述した「プログラム」とは?

プログラムとは?

プログラムは、コンピューターに対して特定のタスクや動作を指示する一連の命令の集まりです。プログラムは、コンピューターが特定の動作を実行するための手順やロジックを記述します。

ソフトウェアは、プログラムの集まりで、特定の目的や機能を持つアプリケーションも含まれます。

https://rabiloo.com/ja/blog/app-and-software

という事らしいのでこの記事では難しいことは考えずに(学術的にそういう話しをする場ではないので)「アプリ」という言葉を中心にその使い回し方を実用的に経験談をふまえて記していこうと思う。

アプリは「道具」それらには目的がある

アプリといっても所詮道具である。私も中年といわれる域に達してきたが、昔からの得意分野もあって有難いことに良くこの道具を使えている。
というのも、周りには道具に使われている人たちもたくさんいるからだ。
toolという表現が自分にはしっくりとくるのだが、本来道具は目的があって手にするものである。
何の目的もないのに金槌を手にしてるなんて馬鹿らしくないだろうか?
人間の手足のみでは困難な目的を効率よく達成するためのものが道具であるのだからインストールするときは目的を明確にして入手したい。

目的とはなんだろうか?からアプリを選別する

ざっと、効率よくアプリの選択をするときにだいたい下記のことを目的にインストールするのではないだろうか?

  • 他者と距離の関係なく連絡を取りたい

  • アイデアや備忘録として手記をとりたい

  • 美しい風景や生活の一コマを写真(動画)として記録したい

  • 多忙な仕事や生活の予定や期日を俯瞰的に管理したい

  • 役に立ちそうな情報をスクラップして隙間時間に観覧したい

  • 絵や写真、動画を自分なりに編集し作品として表現したい

  • 自分が得た情報を他の人にも共有したい・他の人の得た情報も獲得したい

  • 余暇の時間をGAMEという遊戯で昇華的に使いたい

  • 他者のまとめてくれた記事を効率的に情報収集して知識の獲得をしたい

  • 疑問に思うことを現在ある人類の叡智から選択的に深堀して調べたい

  • 今話題のトピックスやヘッドライン、ニュースを知りたい

等々、言い出せばきりがないのだがこのように目的を明確に出来るかというと何となく使ってる。という場面は決して少なくはないだろう。

アプリに馴染んだ今の生活

アプリを使うためには今ほとんどの人が想像するのはやはりスマートフォンか。前より腕にアナログ時計をはめている人は少なくなった。以前は腕時計は時間を知るための身に着ける道具として身近な存在であった。
今はスマートフォンの普及で腕時計をわずらわしく思う人もいるようだ。時計の機能はおまけとしてスマートウォッチをはめてる人は逆に増えた。
生活の中で職業柄や生活スタイルで例外はあることはわかりつつも述べなければいけないことがある。
飛躍的なアプリの進化で人間の力だけでは困難なことも「気が付かないうちに」こなしているところが良くも悪くも今のアプリの実態だ。
スマートフォンに蓄積されたデータに頼りすぎると、いざPCの前に座るとせっかく参照したい過去に獲得した情報から隔離されひと手間かかるときがある。今はクラウド技術が発展してきているため、手元にスマートフォンが無い場合もPCと同期したデータからは参照できるため便利だ。スマートウオッチも最低限必要な通知を受け取れるように設定しておけば作業中にいちいちスマートフォンを手に取る必要もない。ここで生活に密着した電子機器の狭間を阻害しないようなシステムを自分で意図的に選ぶと良い。
要はプラットホームを越えて使用できるアプリをはじめから選択しておくとストレスなく情報が繋がる。「いつのまにか」「気が付かないうちに」アプリをインストールするのと意図的にインストールするのでは効率化は格段と差が出るのだ。

アプリの限界

優れたアプリはその前述した目的を達成するために専門的に特化した場合が多い。オールイン型の何でも入ってます的なアプリは容量が大きくなりがちでな上にかゆいところに手が届かない場合が多い。ポータルサイト的な役割はそろそろ終焉を迎えるのではないだろうかと個人的には思っている。
この特化した性能のメリットは言うまでもないが、デメリットもある。
アプリとアプリを手をつながせようとしても(専門的とは言わないが)ある程度の知識が無いと難しい。

アプリ間の情報統括とブラウザアプリの活用

そこで手軽に情報をひとまとめにする手段が大きく分けて二つある。
1つ目はアプリとアプリの情報を一つのデータベースにまとめ上げることを目的としたアプリを導入することだ。クラウドにアプリAのデータとアプリBのデータをクラウドのフォルダCにひとまとめにすることも可能だ。
その能力に特化したアプリは調べればたくさんある。
2つ目はブラウザアプリの使用だ。スマートフォンで入力したデータが同じアカウントでログインすると全く同じ環境でブラウザ上で展開するサービスだ。最初からこの機能があるサービスを下調べしてアプリの管理をし出すと、職場に着くまで電車で編集していた資料を職場のPCですぐ続きにとりかかることも出来るしその逆も然りだ。ブラウザの入っていないPCは探す方が難しい。文書入力だけでなく画像編集から動画編集、オフィス関連にいたるまで今は一通りそろっているのでアカウントの管理さえしてしまえば簡単である。ブラウザアプリもスマートフォン、PCそれぞれブックマークからツールバーまで同期できるサービスがほとんどあるので活用していきたい。

最後に[アプリに使われずに使っていこう!]

何度も言うようだがアプリに引きずり回されて使われてはいけない。アプリのお陰で人間単体では難しい情報処理能力を得ることが出来る。その情報は有効的に使っていかなければいけない。いわば式神のようなもので使役しておかないと喰われる。
いまや情報過多とも言われる現代社会。情報収集も必要だがどちらかというと有益な情報を得るためにはフィルタリング技術の方がもはや大切なような気もする。どんなにデジタル技術が進もうが人間が1日に使える24時間は変わらないのだから。デジタルの波に押し寄せられて人間らしい活き活きとした生活が阻害されては元も子もない。
これからさらに発展していくであろうこの波の中に入るのは私たちに続く子どもたちだ。この子たちに適切にこれからの情報の渦に対処していけばよいか、指導助言できる大人に私はなりたいと思っている。
「今の子はスマートフォンが得意だよね」ではだめなのだ。まずは大人が自分の失敗経験や成功体験をもとに胸を張ってアプリの使いこなしを伝授できる世の中になることを期待している。

※本記事の中で具体的なアプリ名はあえて伏せています。詳細が知りたいというリアクションがあれば有料記事にでもしようかーと思う。


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