ideaco DESIGN

インテリアブランドideacoをプロデュースするデザインスタジオ。商品開発の実践その失…

ideaco DESIGN

インテリアブランドideacoをプロデュースするデザインスタジオ。商品開発の実践その失敗と成功、大阪デザインセンターco design塾塾長として人材育成体験からの知見、事業・商品の成功と持続的発展に導くためのクリエイティブワークに対する考え方、ノウハウをお伝えしています。

最近の記事

デザインマネージメント講座 32

前回ブログで楽観的な構想Design Thinkingの後に悲観的に計画Managementすることが商品開発マーケティングには不可欠ですとお伝えしました。 これは先日のセミナーでも参加者の方からこの事について質問をいただきました。 その方の質問は少し専門的になりますが、何百万という金型投資を必要とする製品のアイデアがあるとします。 その製品の開発をイデアではどのように判断されますか?という質問でした。 これこそマネージメントのテーマで悲観的に計画する事になります。

    • デザインマネージメント講座 31

      デザイン思考法のおさらいをします。 ・そもそも(モノ事の本質を見通せる眼) ・わくわく(願望・使命感・目標・夢) ・はみ出す(遊びこころ・歌舞伎) この3点が揃わなければ大変革が進むこれからの時代に向けてオリジナルなデザインを思考創出しカタチにする事は出来ません。 ここで言う所のデザインとはモノのデザインの領域にとどまるものではありません。 新事業をデザインする、人生をデザインする、街をデザインする、ゲームをデザインする、あらゆる創造的な分野がこのDesign Thi

      • デザインマネージメント講座 30

        先週土曜日、関西大学梅田キャンパスで八尾市ものづくりキャンパスでのDESIGN THINKINGデザイン思考法の説明会ワークショップ無事終わりました。 定員50名の所、大学生さんや社会人、主婦にデザイナー、会社経営者の方等80名あまりの参加があり楽しくワークショップも終える事が出来ました。 参加者の方からもセミナー後メールをいただき、ウンウンと感じる所が有り、自分を信じてわくわく進む勇気がもらえたと嬉しいメールをいただいたりしています。 ワークショップは実験的なもので自

        • デザインマネージメント講座 29

          前回DESIGN THINKING社会に人に有用な非常識を発想する為の必要条件 そ・も・そ・も を説明し、そのそもそもはこの世の中の現象を生んでいる原因部分、根っこの部分に存在する情報ですとレクチャーさせてもらいました。 私たちは情報の洪水の中を泳いでいると言っても過言ではないと思います。 そこにある膨大な知識にものごとの本質を見通す思慮や判断力というものが加わって初めて意義のあるものとなる。 これが「見識」です。 見識は人からの借り物である知識をただ知っていると

        デザインマネージメント講座 32

          デザインマネージメント講座 28

          前回の講座序章はDESIGN THINKINGの必要条件“わくわくそしてはみ出す”でした。 今回はもう一つの必要条件・そ・も・そ・も・を説明します。 最近本質の時代とか本質が問われているなど本質という言葉を巷でよく耳にしませんか? コピーライターの糸井重里さん等はその本質を鋭く突いて宣伝広告の・つ・か・み・を創作してこられています。そのような彼のメッセージにはいつもハッとさせられます。 少し古くなりますが、日産自動車の“ くう ねる あそぶ ”そうですよね、人間は仕事

          デザインマネージメント講座 28

          デザインマネージメント講座 27

          前回の講座序章はDESIGN THINKINGの必要条件、わくわくするでした。 そして仕事に対しても僕は私はやりがいを持って仕事をしいていますよという事です。 自分の中にも集団の中にもこのようなワクワク・やりがい・仕事が好き、楽しいという感覚が無いのだとしたらその会社から業務の現場から創意工夫もイノベーションも生まれてくる事はありません。 この夢がある、こうしたい、こうなりたい、僕の理想はこうだという意識の状態にあって、この時から自分の中の眠れる潜在意識が働きはじめます

          デザインマネージメント講座 27

          デザインマネージメント講座 26

          デザインシンキングというデザイン思考法が流行っていると言えば軽い感じで受け止められると思いますが、そもそもデザインシンキングが新しい事かというとそうではありません。 僕たちデザイナーは何のイメージもなく考えもアイデアもない中でデザインする事なんてそもそも出来ません。 僕も初めてこの言葉に出会った時、今さら何を考えるの?デザインを考える、思考する?デザインとは“de・sign今という時の信号”をそもそも考える事なのに今さら何をと正直思いました。 この言葉が生まれた背景を考

          デザインマネージメント講座 26

          夫婦円満???の秘密

          ideacoブランドディレクター羽場一郎は9月20発売の本誌アエラに奥様と共に紹介されています。 奥様は米国・ヨーロッパでも大人気のkiko+&gg*クキアという木のおもちゃメーカーの代表でありクリエイティブディレクターです。 そしてその奥様との年の差は21。 次期ideaco代表は奥様か?そんなユニークなデザイナー夫婦の日常の暮らしや将来の夢、喧嘩が絶えないと聞き及んでいますが夫婦円満???の秘密について語っています。 ご笑覧ください。

          夫婦円満???の秘密

          デザインマネージメント講座 25

          「DESIGN THINKING」 この数年、デザインシンキングというデザイン思考法が流行っています。 デザインというのはそもそも考える、思考する行為を含んで僕たちは日常的にデザインという業務に取り組んでいると考えていますが、改めてTHINKする、考えるという行為にフォーカスしてDESIGN THINKINGという思考法に注目が集まっています。 今何故その思考法に注目が集まっているのでしょうか? デザイナーの仕事は頭の中に描いたイメージやアイデアを絵にして伝える、その

          デザインマネージメント講座 25

          デザインマネージメント講座 24

          「半歩前を進む事のリスク」 「IACK & MARIE」というお店がこの3月16日に横浜ベイクォーターにオープンするそうです。 クルマ用品専門店のチェーン店オートバックスのクルマを通じたライフスタイル提案新ブランドのお店誕生です。 今までのオートバックスでは考えられないようなアウトドア用品に特化した品揃えコンセプトのお店です。 それはとてもクルマ用品店とは思わせないアパレルブティックのような店づくりでZOZOタウンへの出店の後リアル店舗として横浜に誕生します。 ZO

          デザインマネージメント講座 24

          デザインマネジメント講座 23

          「PBカルチャーダイジングと NBネット販売」 カルチャーコンビニエンスクラブCCCの食器、これってどうなのでしょうか? 
Culture By Designと詠ってみせるプライベートブランドPBのCCC
。 マリメッコ、アリビア、イッタラ、ロイヤルコペンハーゲン
有田、波佐見、備前、多治見、九谷、清水、信楽、常滑、伊万里… カルチャーな食器が有りと溢れる小売りの世界にあってCCCの食器だからと欲しいという消費者との共感点はどこにあるのだろうか?
 蔦屋の食器だから

          デザインマネジメント講座 23

          デザインマネジメント講座 22

          「激変する生活のカタチ・経済のカタチ」 つくづく最近思います。 急激な社会の変革の嵐の中に私たちが今あるのだと・・・ IT革命という技術革新が私たちの生活のカタチや働き方、経済のカタチに驚くような変革をもたらしつつあります。 私たちの生活はさらに便利さを増す一方で一般的な労働はネットワークや人工知能、ロボットが行うようになり全てのサービス業や製造業で今ある人の働く場が失われていくという大きな変革です。 そして社会のグローバルな一元化が益々進み世界中のコンテンポラリーを

          デザインマネジメント講座 22

          デザイン経営の核心 9

          「コラボ事業の成功と不成功」 もうずいぶん前からコラボによる商品開発の流行が続いていますが、成功するコラボの一方で不成功に終わるコラボも多く見受けられます。 その成功失敗の結果をもたらす要因原因は何でしょうか…? それが今日のレポートこのブログのテーマです。これは昨日たまたま目にした日経トレンディの記事からの抜粋です。 デザイナー/ジル・サンダーとユニクロのコラボについてのレポートです。 ジル・サンダーのこだわり、一見するとシンプルな構築美を表現しているようで、パタ

          デザイン経営の核心 9

          デザイン経営の核心 8

          「サスティナブルな新ブランド」 SDGs持続可能性目標実現に向けて世界のカレントが進む中、サスティナブルな新ブランドという立ち上げが最近やけに目立ってきています。 この言葉の並びに矛盾を感じられる方は多くいらっしゃるだろうと思います。 サスティナブルと言いながら新しい資源やエネルギーを使い生産を拡大し消費を拡大し経済を拡大する自分たちの行為はどんなんだろう??? 環境問題や経済格差問題を抱える社会に暮らしながらその行為というものに矛盾を感じるざるをえないよね・・・と大

          デザイン経営の核心 8

          デザイン経営の核心 7

          「最強のポジティブは、最大のネガティブ」 発想するときにネガティブに入る人とポジティブから入る人ありますね。 世間ではポジティブシンキング陽転志向が未来を拓く運命をよくする、笑う門には福来るっていう感覚が一般的となっています。 マネージメントもポジティブシンキングでなければ発展性を描けないと考えられていると思います。 でも実のところ何がネガティブで何がポジティブなのか。 現状否定がネガティブ、現状肯定がポジティブという風にとらえるとそれは今の時代、真逆な結果を未来に

          デザイン経営の核心 7

          デザイン経営の核心 6

          「デザイン思考とイノベーション」 デザイン思考でイノベーションを生み出そうと呼びかける本やウェブレポートをよく見ますがその中身を見るとほとんどの記述されたものは過去のイノベーターの成功事例をなぞらえて理屈をこねまわし外来語をふんだんに使いこむづかしく表現加工されたロジックによる机上論でしかありません。 逆にそれらを見てよくこんな無責任な書物を出版するな?思います。 そしてそこから何かをつかもうとしてお金を投資する人がいることにも、もの悲しさを感じてしまいます。 そんな

          デザイン経営の核心 6