20になって思う絵本のこと

最近ちゃんと新聞を読もうと思いまして。タイミングよく日経新聞がそこにあったので。

日経新聞 9/15?朝刊

「すべての赤ちゃんに絵本を」

絵本って不思議なもので、1度読んだら、見たら、聞いたら、手に触れたら、忘れられない1冊になったりする。

最近、絵本の古本屋さんがあることを知って
吉祥寺やら神保町やらのお店に行った。
というのも、「とうもろこしおばあさん」という絵本を探しに。

私が小さい頃、祖母の友人から頂いた本で、数回読んだ後にまたどこかに貸してしまったようで、「どこいったんだろね〜」と度々話題になっていた。というか私が定期的に話題に上げていた。話してたら、家のどこかから出てくる気がして。結局、21歳目前にした今でも、私が読んだ「とうもろこしおばあさん」は見つからないわけだけども。

神保町の古本屋の店員さんにこの本を置いているか聞いた。「データ上は無いですね。でもこの辺に福音館書店の本は沢山あるので、もしかしたら、、、」なんて話をされて、福音館ブースを1冊1冊確認した。”データ上にない”この言葉はそれ以上でも以下でもないから諦め半分で。

あった。

即レジに持っていった。
「ありましたか?!☺️」と店員さんの喜ぶ顔。
店を出てすぐ、母にも祖母にも連絡して、「とうもろこしおばあさん」の安否を報告。

福音館書店 とうもろこしおばあさん

家に帰って久しぶりにページをめくった。
「あのお話トラウマだって言って探しに来る人多いんですよ」以前行った吉祥寺の古本屋の店主の言葉を思い出しつつ、ワクワクで読み切った。
やっぱり読み返したらちょっと怖くて、ちょっとだけとうもろこしが食べれなくなりそうなくらい残酷で。
いろんな感情を1冊で味わえる絵本。
(トラウマ絵本と呼ばれるのもわからなくはない。)
子ども向けの本なのかどうかはわからないけど、大人になっても思い出せる本であることは間違いないはず。(色んな意味で。)

長くなったけど、最初の新聞記事に戻る。
最近、小さい時に読んだ本が大人になって新たな出会いをくれることを実感した。
絵本作家の展示会とかめちゃくちゃ面白くて。
だから、絵本って知識教養の為にあるものだろうけどそれだけじゃないはず。
「とうもろこしおばあさん」に限らずだけど、
絵本を読んで学ぶこと以上に、その本がきっかけで古本屋さんに足を運んだり、店の店員さんとお話したり、絵本作家の展示会に行ったり、展示会にいく相手とのコミュニケーションだったり、、、絵本は読み物だけど、なにか新しいものと出会うきっかけをくれる存在だと最近思うようになった。

だからこの活動素敵だなって思って長々書きました。絵本はこどもの頃のおもちゃ?だけど、大人になってもきっとどこか頭の隅に留まり続けるものだと思ってます。

【結論】絵本の古本屋めちゃくちゃいいです。(?)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?