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Tableau パブリッシュへの道〜その2:リモートデータ環境

こんにちは山口征啓です。DATA Saber挑戦中です。
この3回シリーズでは、Tableauのパブリッシュに必要な情報についてお伝えします。1回目の前回の記事ではファイルタイプについてお届けしました。

今回はTableauのデータをリモートで置く環境についてです。これも若干ややこしいところがありますよね。この機会にまとめておきましょう

Tableauのリモートサービス

そもそもTableauというのは一つのサービスではありません。Tableau.comやTableau Cloud, Tableau Publicなど様々なサービスがあります。
ログイン画面からしてたくさんあってビビります

ログイン画面が多すぎて、私も最初は困惑しました

一般的にデータの置き場所には自分のパソコン内(ローカル)とそれ以外(リモート)があります。
Tableauのリモート環境には以下の3つがあります。

  • Tableau Public

  • Tableau Cloud

  • Tableau Server 

それでは一つずつ解説していきましょう!

Tableau Public

無料で利用できるクラウド環境です。データを置くだけではなく、データの加工やvizの作成もできます。

作成したVizやダッシュボードはWeb上でどこからでも参照することができます。

一方で欠点として、アップロードしたデータは自動的に世界中に公開されます。したがって機密性の高い情報などはアップすることができません。
またライブ接続ができないので、ローカルのファイルをアップする際には必ず抽出しないといけません。

Tableau Publicはデータやvizを簡単に世界中へ発信できるツールです。

Tableau Cloud

Cloudは有料のクラウド環境です。会社でバリバリと使いたいのであればこちらが最適です。
Tableau Cloudには3つのライセンスがあります。

一番高いCreatorは何でもできるライセンスです。二番目のExplorerはデータソースの管理以外は何でもできます。そして最後のViewerはデータを見るだけになります。
Creatorは日本円にして約12,000円/月、Explorerも約6500円/月となかなかのお値段です。ただし、これらライセンスはたくさん必要なわけではありません。それほど大きくない会社であればCreatorが1人、Explorerが3人、Viewerは必要に応じてといった感じで十分でしょう。

Tableau Server

最後にTableau Severです。こちらは自分の会社のサーバーにデータをおいてそれを利用する形式です。いわゆるオンプレミスですね。
こちらもライセンスの形式はCloudと全く同じになっています。

外部とデータを共有しないのであればこちらでも問題ないでしょう。しかし最近はクラウドだからセキュリティが心配ということもありません。サーバーの管理もまかせられることを考えるとCloudのほうがよいように思います。

この他にもTableau Readerという無料のサービスがありますが、パッケージドワークブックしか読めません。前回お伝えしたように、パッケージドワークブックはデータ自体を含むため、色々と不都合が起こりやすく、推奨されてません。

Tableau Desktop

おまけにローカル環境で使えるDesktopにもちょっと触れておきます。
こちらは自分のPC上で実行する単独アプリケーションです。
最近無料でローカルにデータを保存できる Tableau Desktop Public Editionでローカルにデータを保存できるようになりました。

制限としては、以下のものがあります

  • データベース、データウェアハウスなどの接続が出来ない

  • Hyperファイルに接続できない

  • 自組織のTableau Server/Cloudへのパブリッシュ

これはありがたいですね。
これで自社データを使ったハンズオンもやりやすくなったと思います

終わりに

今回はTableauのリモートデータ環境について、お伝えしました。
次回はパブリッシュについてです!



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