Tableau Desktop Public Editionで Tableauデビューしよう
こんにちは、あに〜たという名前でTwitterやってます。
先日、 Tableau Conference2024に参加しまして、個人的に衝撃的だった発表についてnote書いてみます!
Tableau Desktop Public Editionでワークブックのローカル保存が可能に!
早速本題に。↓この発表についてです。
Tableau Desktopは年間契約であり、価格は約10万/年と、個人で契約するには少々高額です。無料版の Tableau Desktop Public Editionというバージョンがありますが、これまでは作成したワークブック・ダッシュボードは 全世界に公開されているTableau Publicというサイトにアップするしか保存方法がありませんでした。つまり、「組織のデータを使ってちょっと Tableauで可視化してみよう」っていう使い方がなかなかしにくい環境にありました。または、有料製品版の14日間のお試し期間でちょこちょこ触るくらい。自分のTableau Publicアカウントをしっかり持ち、Vizをたくさんアップしてる人は、多分creatorライセンスをお持ちでしょうから、実質Public Editionだけで Tableauをガチャガチャ触る人はごく少ないんじゃないかなと推測します。
で、発表はサンディエゴで開催された Tableau Conferenceのメインキーノートの序盤で言い渡されました。一人で見てましたが、お隣の外国の方も感動し、オーマイゴッドってマジで言ってました。笑
期待されること
このアップデートで、以下のことが期待できると思います。
未導入企業、自治体が自社のデータを使って小さく Tableauを試すことができる
これから Tableauを勉強したい個人が製品版14日間の制約&Public保存に縛られずに気軽に始めることができる
導入企業では、トレーニング用のライセンスを追加購入する必要がなくなる
かなり Tableauデビューがしやすくなったと言えます。Salesforce社も大胆に裾野を広げる決断をされました。3ポチ目はSalesforce社にとっては完全にマイナスです。この記事では触れませんが、カンファレンス中のその他の発表でも地味に嬉しい機能やリリースが多く、気迫を感じました。
ダウンロード・使い始める手順 Mac版
ここからは、超詳細な手順を書くので、これから始めたい人はぜひ参考にしてください! 一緒にTableau始めましょう。
↓スタートページ
①作成→「 Tableau Desktop Public Editionのダウンロード」をクリック
②遷移画面で 「 TABLEAU PUBLICをダウンロードする」 をクリック
③姓名・メルアド・地域を入力してダウンロード
④ダウンロードが開始され、ビデオやサンプルデータ、コミュニティの紹介ページに遷移します。ダウンロードがされなければ、緑でハイライトされているテキストボックス内のMacのリンクを押せばダウンロードされます。
⑤ダウンロードされたdmgファイルを開いて、インストールします!
これで準備は完了です!!
最初に読み込ませるデータがない場合、下記のリンクから Tableau社が提供するサンプルデータをダウンロードしてみてください。一番上の「スーパーストアの売上」がおすすめです。
https://public.tableau.com/app/learn/sample-data
使い始めましょう!
インストールした後、 Tableau Publicを開いた最初の画面です。
繋げられる主なデータソースは、
Excel
テキストファイル(csvなど)
Google Drive
となります。Hyperファイルは繋げないみたいですが、 Tableauを試すだけなら十分過ぎます。
超簡単なVizを作ってみましたが、Viz作りの操作性や機能は製品版と全くかわりません。上部に水色の帯がずっと表示されるみたいですね!
ローカルに保存してみる
早速保存してみます。twbファイル、twbxファイルのどちらかで保存できますね!
ざっくり、twbファイルはビジュアライズ+ワークブックを構成するデータの接続先はここですという情報、twbxファイルはビジュアライズ+データソースがセットになっているもの と思ってください。(ざっくりですよ)
ちゃんと保存できるので、ファイルごと他人に送れば、自分のVizをみてもらうことができます。
Tableau Publicに保存してみる
ファイル→名前をつけてTableau Publicに保存 をクリックすると、 Tableau public上にVizを保存できます。
まとめると
こんな感じになると思います。手元のちょっとしたデータで Tableauを試してみる、練習するとかいう用途なら全然OKです。これで Tableauを始めやすくなりましたよね。
ただ、 Tableauの世界観としては「組織が同じデータを見てインサイトを得て、より良い意思決定ができるようになる」ことを目指すので、無料だからといって「シームレスに組織に共有する」ことに対して投資しないのは愚策だと思うので、ちゃんと必要な有料ライセンスは導入すべきかとは思います。
以上です!これで Tableauをカジュアルに試し、自分と同じように楽しさに気づいてどっぷりハマる人が増えると幸いです☆
また何か書きます!!
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