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ある兵士の祈り

いつだって豊かさの中にいる。
うまくいった日も、うまくいかなかった人も、悔しい日も、幸せな日も。
ずーっと、成功へ続く豊かさの中にいる。

「嬉しかったことはありますか??」
と聞かれたので、
「いーっぱいありますけどぉ、、」

って返しながら、返答に困った。
だって、その時すぐに思い付いた記憶は2つ。
(2つがいっぱいかどうかは聞かないでね。だって、今までの人生で、嬉しかったこと「特にありません」なんてダサいじゃない。)

ひとつは、26歳の時。1番小さいものだけれど、タイトルをとった時。1人で頑張ってると思っていたけれど、達成したら色んな方からお祝いの言葉をいただいて嬉しかった。

もうひとつは、2021年4月。29歳。自分のせいで大事な人たちに迷惑をかけて、私から全てが消え去ったと思った。けれど、、まだその場所に居ていいと分かった時。

どっちを話そうか迷って、最初の方を口に出した。

「タイトルをとるまでに、色んなことがあったでしょう。✖️のことも、△のことも、○のことも。」

「そうですね。✖️だらけでしたね。笑」

「でも、だからタイトルがとれたんでしょー?
✖️だって、恵みなんです。」

「たしかにー、、」

めーっちゃ聞いたことあります同じ話。笑
でも当時の私は「○が出るまでとりあえず数をこなす!」しかなかったから、本当に考えなしにやるだけだったな。と、今になって反省。
だって、原理を知らなかったんだもん。
自分も他人も傷めるだけで、本当に良くないことしたなと思います。

✖️も△も○も、全ては恵みでした。
最後に嫌なことがあったから、嫌な記憶にカテゴライズしてしまって、あの時に経験できた「よかったこと」まで全て嫌な記憶として埋めていたけれど、本当はちがいました。

あの時も、今も、これからも
すべては恵みでした。



その方が教えてくれた、約160年前の南北戦争(1861年〜1865年)の時に書かれた詩を紹介します。

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【ある兵士の祈り】
(ニューヨーク市三十四番街にある物理療法リハビリテーション研究所の受付の壁にある南部連合の無名兵士の詩)

大きなことを成し遂げるために、
力を与えてほしいと神に求めたのに、
謙虚さを学ぶようにと、弱さを授かった。

より偉大なことが出来るようにと、健康を求めたのに、
より良きことができるようにと、病弱を与えられた。

幸せになろうとして、富を求めたのに、
賢明であるようにと、貧困を授かった。

世の人々の称賛を得ようとして、成功を求めたのに、
得意にならないようにと、失敗を授かった。

人生を楽しもうと、たくさんのものを求めたのに、
むしろ人生を味わうようにと、シンプルな生活を与えられた。

求めたものは何一つとして与えられなかったが、
願いはすべて聞き届けられていた。

私はあらゆる人の中で、
もっとも豊かに祝福されていたのだ。
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