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「ICUFCでの幸せ」

こんにちは!5年生のID22志水一心です。

 僕は3年生からの3シーズン、キーパーとしてこのチームに居させてもらいました。総じて公式戦の出場は0、上手い訳でもなく、むしろ下手っぴで、これといったキャラクターもない僕は、側からみればただの冴えない地味な選手だったはずです。

そんな僕でさえ、去年一度引退した立場で、しかも進路も定まっていない中、片道2時間半の通学と試合に出られないことを承知の上で、また戻りたいと思って復帰させてもらった訳です。そのくらいICUFCでの日々はかけがえのないものでした。

このチームで毎日みんなとサッカーをしたことはもちろんなのですが、僕が一番幸せだったのは練習後や試合後にみんなと食べるご飯だったり、風呂でした。チームで同じ目標に向かって日々全力だったからこそ、そういったチームメイトとのオフの時間がこれでもかと輝いていました。

これが本当の引退になるので、そんな青春がなくなってしまうのは死ぬほど
寂しいです。時間とお金が許すなら、ずっと続けていたいです。

そしてもう一つ、幸せだったのが今年の引退試合となった、東京外語大(TUFSFC)とのインターナショナルダービーです。

インターナショナルダービーは、外語大の榎本弦と僕が中心となって、2021年の始めから取り組んできました。

正直、ダービーのことについてはいくらでも書きたいくらい。そのくらいこだわりを持ってやって来たつもりです。復帰したのはダービーをやるためでもあった。

ICUFCの試合をより沢山の人に見てもらいたいという気持ちが根底にありつつ、共通点の多い外語大と日頃から協力できる友好的な関係ができて、ダービーの対戦にはICUと外語大の学生が集まる両大学のお祭りのような試合ができたらいいなぁ〜というのがモチベでした。

一番苦悩していたのは、このインターナショナルダービーをICUFCとTUFSFCのみんなのものとして盛り上げること。人に何かをお願いすることが苦手な僕にとって、みんなを巻き込むことはかなりチャレンジでした。
たぶん、外語側もそんな感じで、最初はげんと僕が独り歩きしていたと思います。

去年のリーグ戦での外語との対戦をインターナショナルダービーとして行った時も、ただの公式戦に産毛が生えたくらいで、実態を伴っていないという感覚でした。この時点でインターナショナルダービーは、僕とげんだけのものになってしまっていたと思います。


ダービー2年目となった今年も、”巻き込む”ということについて相当悩みました。特に今年は外語と違うカテゴリーになったので、ダービーを行うには公式戦とは別に試合を設定する必要が出てきました。

リーグ戦とは別にわざわざスケジュールを調整してまでダービーを行うことが果たしてチームのために良いことなのか、僕は相当気にしていました。

これやってていいのか?自己満になっているんじゃないか?
そんなことを何度も考えてました。

でも、そんな考えを払拭してくれたのが、鳩スタで外語の試合を応援したり、一緒に練習したときの和気藹々とした雰囲気。これがダービーをやる意味だなぁと思いました。

結局、今年のインターナショナルダービーはライバルとしてのバチバチさと、友好的なムードが入り混ざった最高な雰囲気の中で終えられました。

去年とは違って、今年のダービーはICUと外語の"みんな"で楽しむことが出来た。それが本当に嬉しかった。


最初は"巻き込む"ということに悩んでいたのが、気づいたら自分が巻き込まれていた。そんな感覚でした。
こんなに理想的なダービーの雰囲気が出来上がったのは、紛れもなくICU、外語のみんなのお陰です。
げんはもちろんのこと、監督のけいごくん、キャプテンのゆうや、外語の監督の木室さん、外語キャプテンのしむさんたちがシーズンを通して接点を増やしてくれたこと、みんながリーグ戦後にスケジュールを合わせてくれたこと等々、本当にみなさんに感謝です、、

ダービーも発展途上なので、こちらもこれからも続けて行きたいものです。 

まだまだ続けたい。そう思うほどICUFCでの日々は幸せそのものでした。ICUFCに入れて本当によかったです。ありがとうございました!

志水一心


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