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【大学生が本気でミスコンに向き合ってみた話。#2】どんな大学が開催してるの?それはなぜ?

 ミス・ミスターコンを開催している大学は、東京大学や千葉大学といった国公立大学から、私立では慶應義塾大学、学習院大学や同志社大学、関西学院大学など東西に分布しています。ここでは、特に特色のあった3校の理念、コンセプトについてお伝えしたいと思います!

1.青山学院大学 

青山学院大学のミスコンテストは今年2020年で45回目を迎えるコンテストです。公式ホームページによると、今年のコンセプトは、『”As I am” 学生が、自らの軸となるものをもち「ありのままの自分らしさ」で輝く機会』を提供することであると書かれています。応募条件は、ミスコンテストは1~3年、ミスターコンテストは1~4年生であることと明記されています。

2.神戸大学 

今年の神戸大学のミスコンテストのコンセプトは、以下の通りです。

①「KOBE」の魅力を全国へ
 高いファッション性、異国情緒溢れる街並み、海や山などの自然。神戸には他の都市にないブランドやアイデンティティがあります。
 私たちMs. Campus KOBEはこの一つの枠に収まりきらない神戸の魅力を全国に発信していきます。
②洗練された魅力を持った女性へ
 Ms. Campus KOBEは出場者の内面の美しさにもスポットを当てます。
 ファイナリストがこのミスコンテストを通じて自己を見つめ直し、行動・表現することで、更に魅力溢れる女性へと成長していく。
 そのきっかけを提供し、その過程を大切にしたいと考えています。
③「Ms. Campus KOBE」というブランドの確立へ
 歴史的に女性の活躍が光る街・神戸で洗練された芯のある「美しさ」と、神戸大学の学生としての豊かな「知性」を合わせもつ女性を理想とする、ミスコンブランドの確立を目指します。

神戸大学ではこのように、ミスコンテストを通して参加者が自分を見つめ直し、洗練された魅力溢れる女性になる手助けをします。そして「Ms. Campus KOBE」のブランドの確立と、神戸の魅力を全国に発信することが開催の目的です。

過去にグランプリを獲得された中島梨沙さんは、朝日新聞にて「賢い女性もかっこいい」と発言しています。中島さんは自身がミスコンに参加することで、コンプレックスからの解放を目標の一つとして活動されていました。
https://mirror.asahi.com/article/13721387

3.慶應義塾大学

2019年の慶應義塾大学では、近年のジェンダーに対する意識の高まりを受けて、「第三のミスコン」という新しいミスコン実行委員会が発足しました。2019年にはミスコン開催には至らなかったものの、2020年度は、参加者の出生の性別を問わず、個別の判断でミス・ミスターのどちらに応募してもよいとするなど、応募者に対して広く門戸を開き、自由に自己表現できる場を作っています。この規定に従い、2020年度ミスターコンでは、女性に振り分けられる身体に生まれ、女性として活動をしてきた候補者※がファイナリストに選ばれたことも話題になりました。

慶應義塾大学のミス・ミスターコンは学生主体のイベントであり、運営は大学の公認団体ではないことが特徴です。2020年度のミスコンを開催するにあたって、「ミス」「ミスター」を出場者に定義してもらうだけでなく、その選択を通してジェンダーに対する意識を深めていく目的もあるようです。

篠原かをりさん:「ミスター慶應SFC2020」のファイナリスト

さあ次回は!
「ミスコンに関して議論されていること」です!お楽しみに~🔥

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