見出し画像

湯豆腐について

こんにちは。ictmと申します。
立冬を過ぎたので今回から冬の季語をご紹介いたします。
私は、旅館で何度か
冬の季語である湯豆腐を食べたことがあります。
柔らかな食感と温かさが好きです。

今回は、角川学芸出版編『俳句歳時記第五版冬』
角川学芸出版、2018年
83頁以下83頁に載っている「湯豆腐」という季語について
紹介いたします。

「豆腐を四角に切り、昆布を敷いた水に入れて温め、
醤油・薬味をつけて食べる。
夏の冷奴とともに古くから親しまれてきた。」

次に「湯豆腐」という季語が
使われている俳句を紹介いたします。

「湯豆腐の一つ崩れずおはりまで」
水原秋櫻子が作った句です。

今から句に対する私の推測を書きます。
全体として作者は、柔らかい湯豆腐が
形を崩さないで残ったという偶然を
描いたのではないかと思います。

また、私には作者が湯豆腐に起きた偶然を
自身の意志の変化と
重ねているように感じられ、
「一つ崩れずおはりまで」の部分に
表れていると思いました。

最後に私が、「湯豆腐」という季語を
使って作った句を紹介いたします。

「ぷよぷよのお風呂上がりの湯豆腐は」

この句は、旅館に行った際
お風呂上りにぷよぷよした食感の
湯豆腐を食べてとてもおいしかったのを思い出して
作りました。
食感を表現するオノマトペを勉強していきたいです。