冬に着地する(出産の後)

以上がわたしの出産記録(メモ?日記?)です。自己満誰得な記事にお付き合いいただいた方々、ありがとうございました。

入院生活では、新生児黄疸で子の治療をしたり、夫が初抱っこでふおおおおってなっている最中に子が爆裂うんこをしたり、ちっとも痩せずに質量保存の法則に疑いを抱いたり、(なぜか)LINEで妹と喧嘩したり、授乳がうまくできずに半泣きだったり、子の顔がおっさんだったり梅干しだったり、入院費用精算で目ん玉飛び出たり、いろいろ盛り沢山ありました。

案の定というか何というか、退院前日にメンタル状態が崩れて爆泣きしながら授乳をしましたし、涙腺弱くなっているので何なら今すぐ泣ける状態です。ただ、不安や恐怖というより、子が生まれて小さくなったお腹に対する消失感やあっという間に駆け抜けた妊婦生活に対する終わっちゃった…感の方が強いかな。

我が家は、いまこれを書いている時点ではひとりっ子の予定で、一生に一度の妊娠出産体験でした。結婚して、職場ストレスでメンタル疾患持ちになって、だけど子供が欲しいと悩みまくって、病院に通い始めたときには想像もしていなかった目まぐるしい日々でした。不安に押しつぶされそうになって泣き、減薬を始めて調子を崩し、ジーンズが履けなくなったことに気づいて、胎動を感じるようになって、日々大きくなっていくお腹が楽しくて、夕飯時にしゃっくりで動くお腹を夫とつついたり、そういうのが全部終わっちゃったな、っていう悲しみです。もうできないんだなあ、もう胎動はないんだなあ、そっか…みたいな。

これから怒濤の子育てライフが始まって、そんなこと言ってられないくらいいろんなことが起こるんだろうけど、あっという間に終わっちゃうんだよな。可能なら、毎日のこと、今この瞬間のこと、全部忘れないでいたい。

よし、ビデオカメラを買おう。

最後に。

いいかよく聞け5ヶ月前の自分。無痛分娩は無痛じゃねえぞ。お前はのたうちまわることになつからな。覚えとけ。