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マネジメントって管理?or活用?

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このnoteでは、アイコミのコンサルタントが日々のお客様との関係性の中で気づいたこと・学んだことを通して組織が変わるヒントを発信していきます。
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先日、あるお客さまの管理職・経営チームミーティングのファシリテーターを務める機会をいただきました。今回はHR活用というテーマで、自社・自職場の問題意識の共有やマネジメントの共通認識を図る機会として実施。参加いただいた方々からは、経営・組織のマネジメントについての自分なりの意思や意図、こだわりについて多くの意見が出されました。
 
「HRの活用の現状をどう捉えているか?」という観点から話を始めたのですが、「期初の面談をうまく実践できていない」や「研修などの育成機会はあるものの、その後の職場での実践や行動になかなか結び付きづらい」などの問題意識が数多く共有されました。
 
そのような中である参加者が「私たちは会社が定めた仕組みや制度としてのHRの管理はしているが、活用につながっていないよね」とポツリとつぶやいたことをきっかけに、周りはシーンとなってしまいました。真面目な管理者ほど会社のマネジメントシステムや制度の運用にふりまわされてしまうことも多く、結果として人材成長に向けた新たな機会や役割の提供ができず、定められたことをこなすだけになってしまっていることに気づいたのです。

その後、私たち管理者が「HRを管理する」のではなく、「HRを活用する」ためには何が必要なのかということをテーマに話し合うと、「一方的な期待を伝えるのではなく、メンバー本人のキャリアイメージについてしっかりと互いに共有する機会を持つ」「新たな機会や役割の提供をし続ける」「管理する側・される側という認識ではなく、チームメンバーの強みや特長を活かし合うための日々の情報共有やコミュニケーションを実践する」等、これまでの話し合いには出てこなかったマネジメントアクションの意見が沢山出てきたのです。
 
「HRの管理」という言葉では主体者は管理者のみとなってしまいがちですが、「HRの活用」と捉え方を変え、主体者はチームに所属するメンバー全員であり、相互に責任を共有し合うという認識に立つだけでも日常のコミュニケーションが変わってくるはずです。そのような環境づくりを行うことがマネジメントの一つの役割だと思います。
 
皆さんの職場ではHRの「管理」と「活用」、どちらの行動が多いでしょうか。

このnoteの投稿者:コンサルタント/渡邉 健

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