見出し画像

そのビジョンは本当に浸透していますか?

記事をご覧いただきありがとうございます。
このnoteでは、アイコミのコンサルタントが日々のお客様との関係性の中で気づいたこと・学んだことを通して組織が変わるヒントを発信していきます。
(※読んでいただいて、よければスキ・コメント・フォローしてもらえると嬉しいです!)

-----

ビジョンを浸透させるとは!?

「ビジョンを社員に浸透させたい!」という言葉をよく聞きます。直近では、新年度スタートにあたっての会社方針の発表。ビジョンやブランドステートメント、理念の見直しが図られる大きな節目で言えば、社長交代や周年イヤー、新商品・新事業の開発など様々なきっかけがあるのではないでしょうか。
 
そのような中、決まって出てくる言葉は、上述したとおり「社員への浸透」。具体的な取り組みとして、アンバサダーによる全社の説明会の開催、ポスターの社内掲示、コーポレートサイトへの掲載など、様々な工夫をされている企業さまも多いのではないかと思います。では、「浸透させる」とは一体どのようなことなのでしょうか。 

STEP1「みんなが『知っている!』を日常化する」

まずは、新たなビジョンが「ある」ことを「認識」すること。ここがスタートです。 繰り返し聞いたり、目にしたり、日常の中で触れる機会をできるだけ増やして、それらの存在に触れることをあたりまえの状態にすることが重要です。

STEP2「みんなで『なぜ?』を考える」

続いて、ここではビジョンの「価値」を自分で考えること。「なぜ」そのビジョンが存在するのか、そこに込められた思いや過去~現在~未来へのつながりをみんなで考え、理解を深めることが大切です。表面上の言葉の理解だけでは、絵に描いた餅になってしまうでしょう。
 

STEP3「一人ひとりが『自分ならどうする?』を考え行動する」

ビジョンへの理解を深めるだけでは、まだ浸透しているとは言えません。「じゃあ、自分はどうするの?」と行動イメージを具体化することが大切です。自分や自部署に置き換え、当事者意識を持った行動を習慣化することがポイントです。

STEP4「実践度合いを検証する仕組み」

「ここまではウチだって丁寧にやっているよ!」と思われた方も多いと思いますが、忘れてはならないのは、STEP4「実践度合いを検証する仕組み」です。「結果はどうなっているのか?生み出された変化・成果を認識させる」フィードバック機能がなければ、行動化することの効果が見えず、実践が継続されないため、組織の成長を止めてしまう危険があるからです。

組織内部の「生産性」や「部署連携力」、「会社好感度」などの指標のみならず、社会やお客さまといった外部に対して、どのような認知や共感を得たいのかといった自社の機能や、どのようなインパクトを与えたいのかを測る指標も設定します。組織内外への結果をもとに、自分たちの立ち位置を常に把握し、次なるアクションを自分たちで考え実践に移し、外からの期待値を高めていくサイクルをつくることで、本当の意味で「浸透した」と言えるのではないでしょうか。 
 
せっかく次世代リーダーを集めて納得のいくビジョンを策定したのに、会社を支える中核である現場の社員にまったく浸透しないなどと感じていたら、上記のSTEPをぜひ見直してみてください。

このnoteの投稿者:コンサルタント/林 恭子
-----

運営:株式会社アイ・コミュニケーションズ

●オンライン相談

プロジェクトや案件のご相談を随時受付中!
「うちの会社でこんなプロジェクトがスタートしたのですが…」・「こんなことも頼めますか?」など、まずはお気軽にご相談ください。

https://www.icom1988.com/contact/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?