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朝と夜を、作る

朝は、太陽の光をたっぷりと浴びる。
天気のいい日は、会社に行く前に海に寄ってぼーっとする。
そして、最寄りバス停より何個か手前で降りててくてく歩く。
夜は、照明をできるだけしぼる。
脱衣所の電気をつけて、お風呂場は消して、湯船に浸かる。
寝る直前はキャンドルの明かりだけで過ごす。
最近はこんな風に、朝と夜の光に、メリハリをつけて生活しています。

24時間営業のコンビニやスーパーのギラギラとした強い照明。
寝る直前までテレビ、ゲーム、SNSに夢中。
まばたきも忘れるくらい、スマートフォンにのめり込む。
そりゃあ眠れるわけありませんがな、現代人。

東京に1人でふらっと遊びに行った時の話をします。
なんとなく、本当になんとなくのフィーリングで、清澄白河にホテルを取りました。
都会出身の人から、なんで東京旅行で清澄白河なの?!と驚かれて、なんかムカつきました。
別にいいじゃないか、どこでも。
オーソドックスじゃつまらないんだもの。
話がそれましたが、私は、なかなかホテルなど慣れない場所では寝付けない人間です。
例によってそのビジネスホテルでも、ベットに横になったはいいのですが、眠れません。
好きなYouTuberの声をラジオ代わりにしても、水を飲んでみても、ストレッチしてみても、眠れない。
私は眠ることを諦め、ふと、カーテンを開けて窓の外を眺めてみました。
すると、目に飛び込んできたのは高層ビル街、しかも電気がこうこうと輝いているではありませんか。

眠らない街だ…。

私はそう思いました。
眠らない街、東京。
こんな遅い時間に、まだまだたくさんの人が起きている。働いている。
そりゃあ残業だったり、夜勤の人もいるだろうし、東京はそもそもそういうものだと、頭ではわかっていました。
けれど、改めてこのキラキラと輝く街を目の当たりにすると、不思議な気持ちになりました。
私の住む街は、夜、とても静かで暗くて、夏は虫の声が聞こえてきます。
地元と東京の対比がなんだか面白くて、それについてしみじみと考えていたら、気がつくと眠りに落ちていました。
あのビルの中であくせく働く人たちは、一体いつ眠るんでしょうか。
(ちなみに、慣れない場所で眠れないような人は、自分のまくらカバーを持って行くだけでも眠れる確率が上がるみたいです。)

最近、クリスティアン・ベネディクトさんが書いた「熟睡者」という本を読みました。
睡眠に対してコンプレックスを持っていたことと、ぱらぱらとめくって面白そうだったので、買ってみました。
なかなかに面白く、読み応えのある本でした。
眠りについて見直すきっかけになりとても良かったので、一応、Amazonのリンクを貼っておきます。

最近は、朝ごはんも庭で食べています。
納豆と生卵とお味噌汁を持って、玄関先に腰掛けます。
はたから見たら、ちょっと、いやかなり変な人ですが。
それを気にしなければ、朝からピクニック気分が味わえるし、光合成もできて一石二鳥です。
何より、新鮮な空気をお腹いっぱいに吸えるのが、とてもいいです。
田舎なので朝はとても静かで、のんびりとした朝を堪能できます。

夜は、22時頃には眠りにつきたいので、20時を過ぎた頃にはスマホと離れるように心がけています。
タブレットでイラストを描きたいし、noteも更新したいし、なかなか難しいときもあります。
それでもなんとかスマホを先に就寝させてあげて、そこから何をするかというと、読書だったり、紙に絵や文章を書いたり、お庭でぼーっとしたりします。
最近は夜、外に出ても暑いので、自室でエアコンの涼しい風に当たりながら物思いにふけることもあります。
案外、電子機器が無くても楽しく、むしろ穏やかに夜の時間を過ごすことができるんだなあと、実感しました。

朝と夜の光にメリハリをつけて、体内時計を整える。
ある意味当たり前のような、単純なことなのですが、やってみると、睡眠の質が上がったことが体感でわかります。
朝、シャキッと起きれるようになりました。
仕事でもうとうとしなくなったし、夕方に感じていた疲労感もぐっと減りました。
睡眠、舐めてた〜〜。
ちなみに、休日の寝溜めにはデメリットしかないみたいなので、やめましょう。
現代人にとっては耳が痛い話をしてしまったかもしれません。
が、これを機に、ぐっすり眠ってシャキッと起きる!を目指してみるのはいかがでしょうか。
朝散歩なんかもいいですね。
もちろん、これからの季節、日焼け止めは忘れずに!

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