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とある趣味嗜好について

現代、様々なことに随分と寛容になりました。
定年まで同じ会社で働かなくてもいい。
同じ場所に住み続けなくてもいい。
結婚しても苗字を変えなくてもいいし、仕事を辞めずに働き続けてもいい。
そんな風に、いつくもの「選択の自由」が生まれてきました。
しかしながら、恋愛対象が同性であるという人に対しての扱いは、まだまだ寛容とはほど遠い、差別的な要素が残っていると思います。

デリケートな問題になってくると思うので、これ以上は触れませんが、私は、好きな相手が男であろうと女であろうとどれだけ歳が離れていようと、別にいいでしょと思っている派の人間です。
もはや人間でなくても、キャラクターでも、絵でも猫でも、花でも、恋したっていいんじゃないか…?と思います。
だって、ナルキッソスというギリシャ神話の少年は、川に映る自分の姿があまりにも美しく、恋してしまうんですから。
(そしてあまりに見つめすぎて、水面に映る自分から離れることができなくて、痩せ細って死んでしまいます。川に落ちて死んだと言う説も。)

「ナルキッソス」
作者:ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジオ

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話は少し変わりますが、「エゴイスト」という映画を観たことはありますか?
エッセイスト・高山真さんの自伝的小説を実写映画化した作品で、主人公の浩輔を鈴木亮平さんが、その恋人となる龍太を宮沢氷魚さんが演じています。
私は1人で観に行き、帰りに原作小説を買って帰りました。(初めてR15指定の映画を観ました)
それにしてもあまりに生々しく、これが演技だとは到底思えなかったので、やはり俳優さんはすごい、という月並みな感想を抱いたのでした。
ちなみに私は鈴木亮平さんも宮沢氷魚さんも、別の作品で知ってから大好きだったので、とてもとても私得の映画でした。
作品のネタバレはしませんので、気になった方はぜひ、映画もしくは原作小説をお読みください。
あ〜、鈴木亮平さんみたいな人と結婚したい!

「怒り」という映画を私は観たことがないのですが、妻夫木聡さんと綾野剛さんが同性カップルを演じているそうです。
それだけで見る価値のありそうな映画ですね。
妻夫木さんと綾野さんは、撮影するにあたり同居生活をしていたそうです。
なんということだ。その様子を少しでもいいから見せてくれないか?!と思わず高まってしまいます。
他にも大好きな広瀬すずちゃんが出ている様なので、近々観てみようと思います。

要するに、です。
人は誰を、何を好きになってもいいはずだし、もっと自由でいいじゃない、と私は思っています。
寛容になった方が、ラクで、生きやすい世の中になると思う反面、ある程度決まりがないと、秩序のない世界になってしまう…というのも現実なのかなあ、とも思います。
それにしても、美しい俳優さん達が演じる同性愛に、大いに魅了されるのは私だけでしょうか。
あくまで表には出さず、冷静に映像を視聴している私ですが、心の中では「ギャアアア!!!」と叫び荒れ狂っています。
もし綾野剛さんと結婚したら、綾野文乃(あやのあやの)になってしまうけど、それもまあいいかな、と思うのでした。おしまい。

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