見出し画像

ごはん漫談

私は、食べることが大好きだ。
3度の飯より好きなものはない。
「ごはんがらみ」というマガジンを作ってしまうくらいには、食べ物に関する記事をたくさん書いてきた。
それでいて健康ヲタクでもある私は、いかにして健康を保ちながら美味しくご飯を食べられるかということを、日々考えている。
今日は、私の「食」へのこだわりを改めて深掘りし、書いてみたいと思う。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

まず、私が健康を維持するために、心がけていることをいくつか紹介したい。
1つ目は、身体にあまり良くないものを「食べない」ということ。
例えば、白砂糖、小麦、乳製品、食品添加物などだ。
小麦、乳製品に関しては、良質なものを少量摂るくらいならば問題ないと思う。
また、乳製品に含まれる「カゼイン」が腸内環境を悪くする原因になっているため、カゼインがほとんど含まれていないバターは、適量食べても大丈夫だ。
しかし、毎日パンと牛乳を食べ続けるのは、少々考えものである。
白砂糖、小麦、乳製品、これらに共通する点といえば、「悪魔的に美味しい」ということ。
そして、麻薬的な中毒性や、多福感をもたらすことだ。
食べ物に溢れる現代に生きる私たちは、これらを完全に断ち切るのは至難の業である。
だからこそ、なぜ身体に良くないのかを知り、自分の意思で「食べない」ようにするのが大切だと思う。
完全に断ち切らなくても、朝毎日パンだったのをたまに米にするとか、麺が食べたい時にグルテンフリーのパスタを使うとか、牛乳ではなく豆乳に変更するなどして、より良い方向へ変えていくことは可能だ。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

2つ目は、「糖質控えめ、たんぱく質しっかり」を意識すること。
糖質も、白砂糖、小麦、乳製品と同じように、摂れば摂るほど、麻薬的な中毒性や、多福感をもたらすものだ。
糖尿病専門医の牧田善二先生の本を読むと、いかに現代人が糖質を摂りすぎているのががわかる。
血糖値を上げないことが、健康への近道なのである。
お菓子などの嗜好品と違って、我々の生活から切っても切り離せない米やパン、麺なども、摂りすぎると体に害が及ぶのだ。
普段3食米を食べています!という人は多いだろうから、白砂糖、小麦、乳製品よりも制限するのはさらに難しいと思う。

1日に1食でも、米やパン、麺などの糖質を摂らないという生活に変えてみるだけで、体調がぐっと良くなる人は多いはずだ。
現に、私がそうだったからだ。
お昼に食べていた手作りお弁当の糖質の量を減らしたところ、午後の眠気や食後のだるさが改善されたのだ。
今では、1日のうち1度も米を食べない日も多い。
最初は物足りなく感じるし、反動でドカ食いしてしまうのではないかと不安だったが、慣れてしまえば問題なかった。
むしろ、糖質を減らしたことで体調が良くなり、良いことずくめだったのだ。

お次はたんぱく質についてだ。
肉、魚、卵は積極的に摂った方がいい。
足りない分は、野菜や大豆製品で補おう。
栄養価が高く低糖質な肉や魚は、出来れば毎日摂りたい食品だ。
同じ食べ物を食べ続けるとアレルギーを引き起こすことがあるため、肉なら鶏肉、豚肉、牛肉などをローテーションし、アレルゲンにならない様に気をつけたい。
卵は特にアレルゲンになりやすいため、週2回は食べない日を作るといい。
しかしまずは、たんぱく質をしっかりと吸収できるような、健康的な「腸」にならなければならない。
腸を荒らす原因となるものを「食べない」ことから始めるのだ。
1つ目に挙げた白砂糖、小麦、乳製品はどれも腸にとっては良くないので、毎日摂っていると言う人は、徐々に減らしていきたいものだ。
栄養士の金津里佳先生の本には、腸を整え、たんぱく質をしっかり摂ることでもたらされる健康について、非常にわかりやすく書かれている。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

3つ目は、「空腹」の時間をつくること。
最近よく聞くようになった、「16時間断食」を、私も取り入れ始めた。
まだ始めたばかりなので、大きく効果を感じるかと言われるとまだわからない。
しかし、「空腹」でいることには、ある種の快感を感じられると思うのだ。
なぜなら、次に食べる食事がとても美味しく感じられるし、ああ、今脂肪が燃焼されているんだ…と考えると、嬉しくなるのである。
さらに、16時間程度の空腹の状態を作ると、脂肪が燃焼され始めるだけでなく、「オートファジー」が機能し始めるのだ。
「オートファジー」とは、身体の中の古くなった細胞を、内側から新しく生まれ変わらせる仕組みのことである。
様々な病気の予防に繋がり、ダイエットにも繋がるというのだから、健康ヲタクの私が試してみない手はない。
医学博士の青木厚先生の書いた本が最も有名で、手に取りやすいと思う。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

ここから先は、健康を全く無視した、私の食へのこだわりを書きたいと思う。
健康的になりたい!という人は、読むのをここまででストップするのことをお勧めする。

さて。
戻るボタンを押さなかったあなたは、続きを読んでくれるということだ。
そんなあなたはきっと、健康的になりたいけれど、でも、私と同じ様に食べることが大好きなのではないか。
よし。
同志よ、共に「食」について語ろうではないか。
それでは、健康ヲタクでもあり食の変態でもある私のこだわりを、心してご覧あれ。

1つ目は、「直感に従うべし」だ。
私は主に休日に、食に全振りする日を設ける。
その時は、その時限りは何を食べてもいいのだ。
いつもは食べないようにしていたものも、食べてOKとする。
己の「食欲」に全ての意識を向け、今何が食べたいのかを研ぎ澄ませる。
それがわかると、作るなり買いに行くなり、行動を開始する。
私は今まで、ミスド10個食べるチャレンジや、パン屋で食べたいパンを全部買うという、1人パン祭りをしたことがある。
他にも、業務用の1.5リットルのアイスを1人で食べたり、焼き鳥を欲望のまま大量にテイクアウトし、昼からビールと共にいただくという愚かな真似をした。
さらに、回転寿司へ行き25皿ほど平らげた後、なぜなぜどうしてか別腹が空いたのでシャトレーゼへ寄って、家でお菓子パーティという名の2次会を開催したこともある。
まあ、普段人一倍健康に気を遣っているので、ごくたまに、大いにハメを外させてもらおうというわけだ。

2つ目は、「挑戦すべし」だ。
例えば、バターをそのままパクッとしてみる。
先日、少し高いバターを買った時、私は目覚めてしまったのだ、そのままでも全然いけてしまうということに。
有塩バターの程よい塩気と、生乳のまろやかさが、口の中でとろける。
「美味い…!これは合法なのか…?」
頭が混乱するほどには美味しかった。
自家製のあんこをスプーンに乗せ、さっきのバターを少し切って、一緒にパクり。
とんでもない背徳感である。あんバターのみ。
何にもつけない、あんことバターオンリー。
ここまで来るともはや何かの病気なのではないかと不安になったが、世の中にはピーナッツバターや、焼く前のホットケーキミックスなど、「そのまま」や「原液」を好む人間が少なからずいることを知り、私はホッと胸を撫で下ろした。
何が言いたいのかというと、本来推奨された食べ方ではない食べ方にも、あえて挑戦してみようということだ。
合うか合わないかわからない組み合わせなら、自分で食べてみよう。
そこで、新たな扉が開かれるかもしれない。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

まだまだ語りたいところではあるが、3,000文字を超えてしまったので、そろそろ辞めておこうと思う。
後半を読んでくれた方々が引いていないか心配でならないが、書いたことは後悔していない。
これからも私は健康を追求し、心の底から「食」を楽しんでいくつもりである。
それではまた、次回の食べ物に関する記事で、お会いしましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?