律動〜リズム〜
小さい頃から、本を読むことが好きだった。
中学生の頃から、文章を書くことが好きになった。
自分で書いた物語を、周りに読んでもらうのが好きだった。
「読みやすい!」
「文才がある!」
「今度はこういうお話を書いて!」
返ってくる言葉を真に受けて、それがとても嬉しくて、次々に色々な物語を書いた。
音楽には「リズム」がある。
私は、文章にもリズムがあると思っている。
もっと言うと、
世の中のあらゆる「表現」にはリズムがあり、
その律動が相手に伝わることで、「感動」を呼び起こすものだと思っている。
平安時代に代表される和歌は、
限られた文字数を、
同様のリズムに合わせて、「詠む」。
まさしく、「歌」である。
私の創作活動は、残念ながら中学、高校時代で終わってしまったが、
その頃に味わった感動は忘れないし、
おそらくその時代に確立した、
私が文章を書く時の独特の「リズム」は、
ここでこうして、小さく生かされている。
ickey(2024/02/18)
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