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「万物の黎明」 人類史を根本からくつがえす
先日、紹介した『万物の黎明』の帯に書かれたキャッチフレーズである。
640ページを超える大著のまだ、半分くらいしか読み進めることができていないが、非常に知的好奇心をそそられると同時に、非常な興奮なくして本書を読み進めることはできない。
デヴイツド・グレーバー 酒井隆訳
デヴイツド・ウエングロウ
「負債論」「ブルシット・ジョブ」のグレ-バーの遺作、ついに邦訳。
考古学、人類学の画期的な研究成果に基づく
新・世界史 !
私たちの祖先は、自由で平等な無邪気な存在(byルソー)か、凶暴で戦争好きな存在(byホッブズ)として扱われてきた.そして文明とは、本来の自由を犠牲にする(byルソー)か、あるいは人間の卑しい本能を手なずける(byホッブズ)ことによってのみ達成されると教えられてきた。実はこのような言説は、18世紀、アメリカ大陸の先住民の観察者や知識人たちによる、ヨーロッパ社会への強力な批判に対するバックラッシュとして初めて登場したものなのである。
人類の歴史は、これまで語られてきたものと異なり、遊び心と希望に満ちた可能性に溢れていた。
「本書は、人類の歴史について、
これまで信じてきたことをすべて爆破させる爆弾だ」
ケン・フォレット
(作家)
「『万物の黎明』は、
これらの大なテーマにかんする事実上すべての
後続研究の乗船場となるにふさわしい。
その船出には、二人のデヴィッドという比類なき航海士がいるのだ」
ジェームズ・C・スコット
(政治学者/人類学者)
「グレーバーとウェングロウは、
世界の歴史について私がこれまで考えてきたことを、
事実上すべてくつがえしてしまった。
この30年間で読んだ本のなかで、
最も深遠でエキサイティングな本だ」
ロビン・ケリー
(歴史学者)
「これは本ではない。これは知的な宴であるt)
ここには、わたしたちに染み込んだ
知的信念を(戯れながら)
破壊しない章はひとつもない
深遠で、偶像破壊的で、厳密で、
それでいて読んでいて楽しい」
ナシーム・ニコラス・タレブ
(作家/「ブラック・スワン」の著者)
「グレーバー当人とおなじく、
『万物の黎明』は、
議論を挑発し、考え方を一変させ、
あらたな研究をみちびく、偉大な書物である」
アール・C・エリス
(環境科学者)
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