【ICI INNOVATION AWARDS LIVE】最終審査会の開催、受賞者の発表
こんにちは。
日本初の総合イノベーションプラットフォームICI総合センターです。
ICIでは、ネット上のコミュニケーションのみで社会課題解決に向けたオープンイノベーションを継続させる、新たな公式ソーシャルメディア「ICIオープンイノベーションLIVE」を本日開設致しました。
開設後初めてのテーマとして、株式会社サムライインキュベート様のご協力もいただきながら、喫緊での対応や準備が求められる新型コロナウイルス対策のテクノロジーやサービス、そしてビジネスのアイデアを「第2回 ICI INNOVATION AWARDS LIVE」として募集させていただき、5/22(金)に最終審査会を実施致しました。
今回のnoteでは、「第2回 ICI INNOVATION AWARDS LIVE」のご報告を致します。
■ファイナリスト
約70件のご応募中から、2部門計10社がファイナリストに選ばれました。たくさんのご応募、ありがとうございました。
「VSコロナ部門」ファイナリスト5社
<会社名:発表タイトル>(敬称略)
1. 株式会社フューチャースタンダード
新型コロナ禍での企業BCP対策ソリューション
2. 株式会社アルコ・イーエックス
非接触型見守装置による新型コロナ軽症患者の観察軽減
3. 株式会社五合
ゼロクリアで拡がる”OMOIYARI”の心
4. 株式会社ネーブル・ジャパン
「Vsコロナ」から「普遍的な建築物」への展開
5. 株式会社リンクバイオ
感染症検査用素子アプタマーの超速創生
「With and Afterコロナ部門」ファイナリスト5社
<会社名:発表タイトル>(敬称略)
1. 株式会社アイデアクラウド
新たなレイヤーを生み出す芸術・文化 ARプラットフォーム
2. OLTA株式会社
クラウドファクタリングの社会実装
3. 株式会社レスティル
狭域商圏ECプラットフォームを活用した『地域コミュニティビジネス』
4. 株式会社シティーデジタル
食のパラダイムシフト 離れていても深まる絆
5. JSIC Research Group
チームワークの可視化による知的生産支援サービス
■ICIチャレンジ賞 (12社)
ご提案の中には大いなる可能性を感じさせる優れたプランが少なからず存在したため、ファイナリストとは別に急遽「ICI チャレンジ賞」を設けさせていただきました。こちらもスピード感を持って、実証等を実施させていただきたいと存じます。
(敬称略)
1.株式会社アプトシステム
接触感染を防止する強力な対策デルフィーノコーティング
2.株式会社エフェクト
自然界のあるゆる部位に塗布できる除菌&殺菌+抗ウイルス/抗菌機能製品
3.日研株式会社
コロナなどのウイルスに対して銀及び銅イオンを空気中に溶出させる室内用塗料
4.株式会社ナノソフィー
「4ない」予防対策:定着させない、浮遊させない、持ち込ませない、進化させない
5.SMB建材株式会社
カプセルベッドを利用したプライベート空間提供
6.株式会社via-at
「家じゃできない」テレワークのための暮らしの近くにスマートワーキングスポット
7.ITD Lab株式会社
煩雑な経路を通って目的地まで自動運転するSmall Mobility
8.株式会社ユニキャスト
テレプレゼンスサービスロボットによる受付や案内サービス
9.IoTBASE株式会社
IoTによる企業・自治体業務のDX化
10.センスウェイ株式会社
IoTにより病院内の医師・看護師・患者の接触状況を可視化・トレースし、院内感染リスクを低減
11.株式会社シティーデジタル
自宅を職場(仕事場)や学校(学び場)やスタジアム(一体感を得る場)に!
12.株式会社コミュニティオ
チームメンバーが今、どこで、働いているかを共有し記録する「チームワーク(仮)」
■Web上で行った最終審査会
最終審査会は、5/22(金)15:30からWeb上で行われ、その様子はYouTubeで生配信をさせていただきました。
ご視聴下さった皆様、ありがとうございました!
司会はICIの職員に加え、株式会社アイデアクラウドのデザイナー兼VTuber「アイデアクラウドちゃん」にご協力頂きました。
■最終審査結果
最終審査では、当初 VSコロナ部門・With and Afterコロナ部門から1社ずつ、計2社の最優秀賞者が選ばれる予定でしたが、ファイナリストの皆様のアイデアが素晴らしく、急遽、賞を追加しました。
●VSコロナ部門最優秀賞 2社
特別賞 1社
●Withコロナ部門最優秀賞 1社
特別賞 1社
●Afterコロナ部門最優秀賞 1社
受賞社の発表アイデア、受賞コメントを紹介いたします。
■【VSコロナ部門】最優秀賞
株式会社フューチャースタンダード
「新型コロナ禍での企業BCP対策ソリューション」
企業HP:https://www.futurestandard.co.jp/
【概要】
コロナ禍の中経済活動を再開するにあたり、体温測定・三密回避・手洗い徹底が共通してガイドライン化してきている中、自社の映像解析プラットフォームを活用して自動で行動を記録する企業向けのツールを開発しました。カメラやセンサーを現地に設置するサービスのため、現場現場にあった実証環境でノウハウを蓄積する協業をめざします。
【アイデアへの想い】
変化の激しい時代のニーズにあったプラットフォームを開発していましたが、まさに急激な変化が起きたコロナ時代において、短期間で必要なサービスを提供し期待に応えることが会社の使命だと考えています。今回その技術を大きく広めるきっかけを作れましたので、今まで以上にカメラ・センサー技術の社会実装にコミットしていきます。
【受賞の感想】
まだ緊急事態宣言が一部継続しているさなかでタイムリーにアイデアを披露できたことにまずは感謝いたします。さらに最優秀賞ということで審査員の方々にご評価もいただき、進めている事業に社員一同より自信を深めることができました。ここがスタートとして、社名の通り未来のフツウとなるサービスを提供すべく協業を通じて全力で事業を進めてまいりたいと思います。
■【VSコロナ部門】最優秀賞
株式会社五合
「ゼロクリアで拡がる”OMOIYARI”の心」
企業HP:http://www.gogoh.jp/
【概要】
自分で触れた所は自分で綺麗にする”OMOIYARI“の心が世界中に拡がれば、新型コロナウイルスを抑制できます。当社の無機塗料ゼロクリアの超親水性とコロナウイルスの消毒の一つ次亜塩素酸ナトリウムを離れた所から安全に霧吹きで吹き掛けることで、超親水性機能により水膜が拡がり全面を覆い確実に消毒出来ます。
【アイデアへの想い】
新型コロナウイルスの感染・拡大の予防と、経済活動再開の社会問題を解決するためには、素材だけでなく(ハード)、人の考え方(ソフト)が必要と考えました。それに、当社の超親水性無機塗料ゼロクリアと次の人のために消毒するOMOIYARIを掛け合わせる事により、新型コロナウイルスと闘うことが出来ると考えます。
【受賞の感想】
最優秀賞とは信じられない思いでいっぱいです。心より感謝申し上げます。
創業からの恩師方々の写真を囲って最終審査に臨みました。皆様のお蔭と本受賞を捧げたいと思います。また、この素晴らしい賞に恥じないように、新型コロナウイルスを抑制しOMOIYARI活動が拡がるように頑張りたいと思います。
■【VSコロナ部門】特別賞
株式会社リンクバイオ
「感染症検査用素子アプタマーの超速創生」
【概要】
独自の保有技術である高精度分子分離技術MACE-separationを用いて、「化学合成できる抗体」と呼ばれる次世代感染症検査用素子:核酸アプタマーを超速創生するという社会実装化により、VSコロナだけでなく今後起こるかもしれない未知の感染症への迅速な検査体制構築を強力にバックアップする。
【アイデアへの想い】
科学進歩の恩恵をフルに受けているはずの21世紀において、ウイルスという微生物に世界中がなす術無く検査すらままならない状況を目の当たりにし、自社の技術をいち早く実装化することで社会貢献をしたいという思いがありました。
【受賞に関して】
今回ICIの方々、そして審査員の皆様のおかげでこのような賞をいただくことができました。起業をしてまだ数日ですが、嬉しいという感情と同時に、本事業の社会実装に向けて1秒でも早く走り出さなければという武者震いがしております。
■【Withコロナ部門】最優秀賞
株式会社シティーデジタル
「食のパラダイムシフト 〜離れていても深まる絆〜」
企業HP:https://city-digital.jp/
【概要】
これまで外食で得ていた食べる喜び、おいしさを共有する喜びを取り戻したい。既存のレストランは三密前提となっているため新規にセントラルキッチンを構築する。これにより生産性が高まり、料理にお金をかけられる。またオンラインで食べる人をつなぐ。
【アイデアへの想い】
地方で暮らす年配の方などにも広げられる。
【受賞に関して】
実現に向けて大きな勇気をいただきました。
■【Withコロナ部門】特別賞
株式会社レスティル
「狭域商圏ECプラットフォームを活用した『地域コミュニティビジネス』」
企業HP:https://lestyle.co.jp/
【概要】
地元のリアル店舗と近隣消費者をチャットで結ぶ狭域商圏のEC&デリバリープラットフォーム「ポスケット」を活用した自治体連携ビジネスの活性化。地元コミュニティで交わされる無数のチャットをICI総合センターのAI技術で解析し取り込むことで、前田建設が提供する公共サービスの質をよりきめの細かなものにし、市民満足度向上を図る。
【アイデアへの想い】
もともと狭域商圏と、そこで交わされる人と人の生のコミュニケーションには新しいビジネスチャンスがあると考えていました。
人とのつながりが希薄になることが懸念されるAfter & Withコロナの時代だからこそ、狭域商圏のプラットフォームである「ポスケット」を活用することで、コミュニケーションそのものがよりよい地域生活の創出につながっていけばよいと考えています。
【受賞に関して】
ここ数ヵ月の間の前田建設さまとのご縁には、正直おどろきとともに感謝の気持ちでいっぱいです。弊社のポスケット事業はいろいろな皆さまとの協業なくしては成し遂げられるものではありません。
今後も感謝と熱い志を持って事業を進めてまいります。この度は本当にありがとうございました。
■【Afterコロナ部門】最優秀賞
JSIC Research Group
「チームワークの可視化による知的生産支援サービス」
【概要】
チームワークの可視化による知的生産支援サービス。コロナ後のリモートコミュニケーションが当たり前になった社会において、リモート会議などにおける参加者の表情や会話のデータからチームワークを可視化したレポートを作成する。これによりチームワークの評価・改善をサポートすることができる。
【アイデアへの想い】
企業がイノベーションを起こせない大きな原因の1つにチームワークの失敗が挙げられます。新型コロナウイルスの流行に伴う社会変化は、企業がチームワークを改善し、不確実性の高い社会に適応した組織に進化する大きなチャンスです。本アイデアでこの進化をサポートし、イノベーションが溢れる社会にしていきたいと思っています。
【受賞に関して】
今回の受賞は、本アイデアが社会にとって重要であることを裏付けるものだと捉えています。自分たちの地道な研究結果が社会にインパクトを与えられるものだと知ることができ、非常に嬉しい限りです。これはあくまでもスタートですので、ICI様と共に全力でアイデアの実現に対して邁進していきたいと思います。
■素晴らしいイベントにすることができました
今回ファイナリスト、ICIチャレンジ賞に選ばれました皆さまへは、その市場展開や実現に向けた支援を行わせていただきます。
また、今回のアワードにご応募下さった皆様、審査員としてご参加いただいた皆様、そして最終審査会をご覧下さった皆様、本当にありがとうございました。Web上でのイベントは、ICIとしては初めての試みでしたが、皆様のおかげで素晴らしいイベントにすることができました。
今後もICI INNOVATION AWARDSの開催を含め、Web版ICI「ICI OPEN INNOVATION LIVE」での活動も行ってまいりますので、ICI 公式サイトやこちらのnoteにてお知らせしていければと思います。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
ICI総合センターでは共創パートナーを募集
ICI総合センターは、技術、科学、文化、芸術など多種多様な領域のスペシャリストが集まって社会の難題を解決していく、社会革新の発信拠点を目指しています。夢をかなえたい方、腕に覚えのある方、自分の技術を世に役立てたい方、ぜひご参加ください。ここから、未来のパイオニアが生まれることを、私たちICI総合センターは心待ちにしています。
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