【沖縄南城市】思わぬ散歩で5キロ歩いて見つけた景色
沖縄の南城市に住んでいる私の基本の移動手段はバイクである。東京で乗っていた小型二輪をフェリー輸送してまで運んだのは、一昨年に新車で買ったもので、売るのも忍びなかったのである。
そんな相棒だが最近ブレーキの効きがイマイチだなと思い、お買い物ついでに近所のバイク屋さんに寄ったら、フロントの潤滑油が漏れていて、ブレーキをかけるとツルツルと滑ってしまっているという。
「直すまで乗らない方がいいですよ」
と言われ即入院となる。
お買い物も中断して書類をとりに一旦家に帰らないといけない事態に。
近所だと思っていたバイク屋から家まで歩くことにしたのだが、どうにも家に辿り着かない、峠を2回ほど超えていることが判明した。
バイク用に厚着していたので、汗びっしょりかいて、照りつける日差しと闘いながら家が迫る小高い丘にたどり着いた時には1時間経っていた。往路はバイクで10分だったのに。
けれど息切れしながら眺めた景色が
この街に住んでから見つけた一番美しい景色だと思った。
南城という土地は小高い丘や峰がゆるい波のように連なっている。少し登れば見渡せる海を背景になだらかな淡い緑が風に揺れて静かに動いている。
風で汗を冷やすのにはちょうどいい沖縄の2月。
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