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どう生きるかではなく、いかに生きるか

どう生きるかではなくいかに生きるか。
NHKのドキュメンタリー「阿部定事件」を鑑賞。
現代では言葉に出来ない、でもみんなが必ずよぎる深層心理をやや露骨な描写で語り部が紡ぐ。

事件の経緯に愕然。いま僕らはどう生きるかを模索するけどこの時代はいかに生きるか。定の生きる環境は極めて選択肢が少なかったように思います。
凍りつきながら観ていました。

印象的だったのは事件に女性の共感が高かったこと。その共感が熱狂を生んだこと。
わずかな嫌悪感と「あるな」という共感が混在します。
この写真の前後譚を聞くとちょっと舌打ち。
でも「それ、あるなぁ」とも。

しかし定の人生が壮絶なのは事件後。衝撃的かつ新鮮。
ヒトとして正直。人として抗う。
刑期を終えてからの定の晩年はいかに生きるかからどう生きるかを模索していたような気がします。

もうひとつの戦後。

https://lnkd.in/gHH8zZWJ

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