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【茶室作り日記】第3回:構想−「茶室手づくりハンドブック」との出会い


茶室作りが進まない中、友人に薦められて「茶室手づくりハンドブック(岡本浩一・飯島照仁著、淡交社)」に出会いました。
一軒家ではなく、自分のマンション内に工夫して茶室を作った経験をまとめた本です。
偶然にも筆者は六畳の和室を茶室に改造しており、六畳の茶室の長所を次のように(抜粋)挙げていて、なるほどと納得しました。
・亭主と正客の距離が近く、話がしやすく、正客が茶碗を取りに出るときに立つ必要がない
・客が五人座っても狭い感じがせず、詰め合わせれば七人くらいでも余裕を持って座ることができる

この本には最初に「茶室があれば」という一節があり、茶室の利点を次のように列挙していました(抜粋)。
ただこの時点では、「茶室をどうやって作ろうか」と思って本を読んでいて、利点についてはあまり考えていませんでした。

茶室があれば
・人が集う機縁となる
・「茶室があって初めてわかること」がわかる
・茶が教えられる
・茶道具を買って使うことができる
・友達をもてなせる
・茶事ができる
・外国人のおもてなしができる
・茶室をつくるプロセスで勉強ができる

また、マンションの薄い床下に炉を作る方法や、置床も書かれていて、特にマンションで茶室を作る方には大いに参考になると思います。

3-1_茶室手づくりハンドブック

つづく​


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