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【茶室作り日記】第14回(最終回):茶室作りの勧め

第1回から書いてきたように、茶室作りを思いついて、設計して茶室を作り、稽古や茶会、そして茶事までできるようになりました。
ただコロナウイルスの影響で、2020年3月以来、茶会や茶事を行うことはできず、感染対策をして稽古を続けている状況です。
いつコロナ禍が解消されるか予想もできず、ここで茶室作りの感想をまとめることに致します。

第3回で「茶室手づくりハンドブック」から引用した「茶室があれば」という茶室の利点をもう一度掲載します。

茶室があれば
・人が集う機縁となる
・「茶室があって初めてわかること」がわかる
・茶が教えられる
・茶道具を買って使うことができる
・友達をもてなせる
・茶事ができる
・外国人のおもてなしができる
・茶室をつくるプロセスで勉強ができる

私の場合、幸いなことに、ここに挙げた全ての利点を実感することができました。
最もよかったことは、「人が集う機縁となる」で、茶室があることにより、多くの方にいらしていただき、お茶を通じて皆さまとのご縁を増やすことができました。

さらに付け加える利点は、物を置かない部屋を持つことにより、心にゆとりが持てることです。
稽古や茶会がないときは、茶室には何も置いておらず、入って座らなくても外から眺めているだけで心が落ち着き、気分転換ができます。

茶室といいましても、畳の部屋を作らなくても、洋室の一部に畳を敷くことにより、あるいは洋室のまま茶室として使えるスペースを作ることはできるのではと思います。
茶室があることにより、お茶の世界は広がり、さらに人生の楽しみが増えます。
茶室作りを検討されることをお勧め致します。

コラージュ

茶室作り日記 完

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