「寛解」という希望が潰えた日。①
2020年4月26日(日)、
2度目の肝臓の腫瘍切除という大手術を終え、都内のがん専門病院を無事に退院した。
結婚式直後から約10ヶ月間、ほぼスケジュールを変更することなく約20回も継続してきた抗がん剤(FOLFOXIRI)だったが、ずっとこの手術の実現を目標に頑張ってきた。
ようやく、その辛い日々の終わりを迎えられる。
この手術さえ無事に終われば、あとは僅かな肺の転移を切除し、「寛解」という目標に辿りつける。そして、止まっていた「2人の人生」をやっと前に進めていける。