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「余命3ヶ月」の花嫁。

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2019年3月16日に結婚。当時、私32歳、妻36歳。 その約1ヶ月前に、妻が大腸がんステージ4と診断され、結婚式4日後には余命3ヶ月を宣告される。 妻と過ごした大切な時間を糧に… もっと読む
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記事一覧

大学病院での精密検査と結果

2019年2月12日(火) 先日の駅前にある内科クリニックで、腹部エコー検査で肝臓に影が見つかっ…

Ichiteru
3年前
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2人の人生が動いた日②

品川駅に着き、イベントが行われるビルに到着した後、イベント開始まで1時間程、時間があった…

Ichiteru
3年前

2人の人生が動いた日①

2019年2月6日(水) この日は、午後から、結婚式を挙げる予定になっている式場が主催する「引出…

Ichiteru
3年前
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余命宣告を受けた翌日

2019年3月21日(木) 昨日、自分的には「突然」の余命宣告を受けた後、私は大きく泣き崩れた。 …

Ichiteru
3年前
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大腸がんの切除手術②

主治医との話を終え、妻の父と家族控え室に戻った瞬間、私は大きく泣き崩れた。 涙が止まらな…

Ichiteru
3年前

大腸がんの切除手術①(余命宣告)

2019年3月20日(水) 結婚式から僅か4日後。 妻の大腸の腫瘍切除手術が行われる日だった。 約1…

Ichiteru
3年前

妻との再会

2021年4月8日(木) この日は、妻が亡くなって6回目の月命日だった。 前日に、妻の仏壇に供花と洋菓子のお供え、そして仏壇を全て綺麗に掃除し、当日の朝食前に菩提寺のお経を両親と3人で読経した。 早いものでと言うべきか、逆に半年前まで妻が横に毎日一緒に居てくれたのかと思うと不思議な感覚を覚えた。 月日の流れ、それに伴い、人は良くも悪くも忘れてしまう生き物であるということを改めて感じさせる。 忘れてもいいものと忘れてはいけないもの、忘れたいものと忘れなくないもの。 妻

脳転移の治療(ガンマナイフ)の説明

2020年5月1日(金) 自宅から30分ほど車で走ると、がん専門病院から紹介された五反田駅近くにあ…

Ichiteru
3年前

「寛解」という希望が潰えた日。③

脳への転移の事実を伝えられた我々は、「このあと、内科の先生の診察を受けてください。」と肝…

Ichiteru
3年前

「寛解」という希望が潰えた日。②

2020年5月1日(金)、 右目の視野がチカチカする症状を訴えていた妻と共に、先日、2度の手術を…

Ichiteru
3年前

「寛解」という希望が潰えた日。①

2020年4月26日(日)、 2度目の肝臓の腫瘍切除という大手術を終え、都内のがん専門病院を無事に…

Ichiteru
3年前

金沢旅行②

2016年12月3日(日) 金沢旅行の2日目。 昨日、朝から晩まで動き回ったため、ゆっくりと目覚め…

Ichiteru
3年前

金沢旅行①

2016年12月3日(土) 彼女の誕生日のお祝いとは関係なく(?)、1ヶ月程前くらいから、「どこか旅…

Ichiteru
3年前
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34歳の誕生日

無事に東京タワーでの告白は受け入れられ、交際がスタートした。 入社以来、営業(店舗)でのキャリアを積んできた私は、2ヶ月前より、本部のファイナンス系の部署に移動したこともあり、毎日が挑戦であり必死だった。 平日は、仕事が終わると毎日3-4 時間、週末も、日曜日は1日中勉強の時間に当てていた。そうでもしないと、到底追いつかないくらい、営業出身の私にとってはハードルの高い部署であった。 私が部署を異動したちょうど同じ頃、彼女も10年以上勤めたアパレル企業を退社し、全く畑の違