On the Job Training
GWが明けると,生徒達は久しぶりにワクワクしながら登校してくる。
先生方も,生徒の喜ぶ顔を想像しながら教材研究等をしていることだろう。
夏休みまでを見通して準備をすることも大事である。
まずは,職員室に新風を吹き込む元気な挨拶から一日をスタートさせていこう!
■いつも「今がチャンス」と思うことが大切である
新年度のスタートは,生徒たちとの出会いに,先生方の緊張感,喜びの空気が職員室全体を支配する。新しい環境の中,慣れない仕事や会議をこなすだけでも,右往左往して過ぎていく。そして、その後に控える様々な行事の数々,「あれもこれも…,何から手を付ければいいのか」と不安と焦りが募ってくる。
でも,それでいい。どの学校も同じような状況であり,先生方は不安を抱いているものである。
加えて,様々な変化がある今の教育現場では,キャリアのある先生方も大きな不安をかかえて過ごしている。肝心なのは,みんなで助け合えるチームであるかどうかということである。最初から,うまくできるとは,周囲の誰も考えていない。失敗を恐れないことだ。自分で考えて,これならできると思ったことから実行に移すことが大事である。
青春とは,何もかもが実験である。(スチーブンソン)
■校内OJTのすすめ
※ OJT: On-the-Job Training
一般的に、職場の先輩が後輩に、実際の仕事を通じて指導し、知識、技術などを身に付けさせる教育方法のこと。
教育現場におけるOJTでは、【やってみせる⇒説明/解説する⇒やらせてみる⇒評価/追指導する】などが効果的である。
年度初めのあわただしさが落ち着き始めるこの時期、全職員で、同学年で、同う教科で…先生方が共に学ぶ取り組みを始めてほしい。
焦って完璧にやろうとすると,生徒たちは窮屈さを感じる。学びの楽しさとは何かを追い求め,生徒と一緒につくっていくという心の余裕があるといいと思う。
◎ 全体で
教科の壁,学年の壁を越えて,授業をお互いに参観できるようにする。
あとで指導上のポイントなどを交流し合うのもいいと思う。
◎ 同学年で
学活・総学などの授業交流を行おう。時には、担任交流などするのもいい。
生徒指導などの理解が深まり,気づいたことや今何に気をつけておかなくてはいけないのかなど、机上のことではない,日々の生活の中での「その時,その場」で感度のある話ができる。
◎ 同教科で
教育活動の原点は授業力の向上にある。生徒の実態に合わせて,いかに専門的な内容をわかりやすく学びにつなげられるか,その実践交流を気軽に行ってほしい。お互いの自信へと結びつく,試行錯誤のかなう教科内研修になる。
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