見出し画像

記憶とかばん。

育児には両手が空くリュックが必須よ!

その言葉を信じて、長男が生まれてすぐに購入した無印の黒のリュックサック。

前に息子、後ろにリュックの定番スタイルで支援センターから1泊の旅行までどこまでも行っていた。

本当にどこまでも。

そんな息子も4歳になり、次男が2代目引き継いだのだけれど、

お世辞にも真っ黒とは言えなく、どうもこうも草臥れて。

ついに任を解くことに。(ありがとう、リュック君。)


はて、代わりはどんなものにしよう?

飽き性の私は、もう一度同じという選択肢には惹かれず。(故にミニマリストからは遠ざかる)オンラインとオフラインでピタリと来る鞄を探し、行ったり来たり。

悩んで悩んで悩んで

最終的に、紺色のトートに決めました。

素材も価格も大きさも、まずまず。けれど、マザーズバッグとしてはちょっと持ちづらいフォルムかな。

ただ…

心を大きく動かされたのです。

「K」



あ、母が愛用していたブランド。

選択肢にすら入れていなかったのに、見つけた瞬間、そのブランドの赤い鞄を持つ母の姿が鮮明に思い出されて。

手に取ったら驚く程しっくりと収まった気がしました。これだと決めるのには充分な感情でした。


母がキタムラの鞄を使っていたのはもう10年以上も前の事で。その当時は傍でみていても何の感情も起こらなかったのに、

時を経て私の背中を押すなんて。

親の影響の大きさよ。

私はこのかばんときっと長いお付き合いになるのだろうなと感じています。

身の回りのものを、「感情の揺れたお買い物」で連れて帰ってきたもの達だけにする。

手を伸ばせば何でも手に入る時代だからこそ、きっと大切なこと。

画像1

「K」


因みに。母が持っていたから良いものなのだろうなという安心感もありました。私の場合は。




ありがとうございます。
あなたの佳き日に、今日も🌼


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?